暮らしを助けてくれる木とそうでない木
暮らしを助けてくれる木と、助けてくれない木があるとするならば、どちらの木を使って、家を建てたいのか??
これだけではピンとこないでしょう。
家で暮らしていて、自然に家の中の環境を良くしてくれてたり、暮らす人の生活をより快適にアシストしてくれる木だととどちらがいいか??
木はどの木でも人にやさしい!!
木はいいものと思われていますが、実は木もたくさんの種類がありまして、暮らす人に良い影響を与えてくれるものから、悪い影響を与えるものもあります。
世間一般的に木はいいものだと信じられてはいますが、木の生類や乾燥方法によっても効果が大きく異なることになりますので、使用する木によって生活環境が大きく変わることになります。
木は家に使用する製品になるまでにはいくらかの工程があります。
木を切ったままでは、使用することが出来ませんからね。
切った木は水分を沢山含んでいます。この水分を乾燥させないと製品として加工できません。
その水分を乾燥させるのに、昔は、自然に水分が抜けるように木を立てかけて乾燥していましたが、今の主流は、機械で熱を加えて木の持つ水分を乾燥させるのが、当たり前になっています。
自然に水分が乾燥してく乾燥方法、、「自然乾燥」と言い、機械で熱を加えて乾燥させる乾燥方法を、「人工乾燥」と言います。
木の水分が乾けばどちらも同じだと思われますが、ここに大きな違いがあって、木の性質が全く変わることになります。
自然乾燥は、木の細胞を壊すことなく乾燥しますので、成分や効果がそのままになりますが、人工乾燥は木に熱を加えることで、木の細胞を壊してしまいますので、木本来の機能を発揮することが出来ません。
ミイラ状態になってしまうからです。
使用するなら、効果がある自然乾燥の木を使うといいのですが、現在流通している木のほとんどが、人工乾燥で乾燥した木になります。
木はいいといっても、本当はごく少数の限られた木しか本当の効果を発揮しません。
機能しない見た目が木だけになります。
木の家にするとコストも上がりますが、それに見合った見返りを十分に受けることが出来ないのであれば、意味がないことになります。
木にもたくさんの種類がありますので、人にとって悪い影響を与える木さえありますからね。
薬と同じように使用量を間違えると、とんでもないことになります。
少なすぎても効かないし、たくさん摂取しすぎると命の危険にさらされることさえありますからね。
「自然乾燥」か「人工乾燥化」で、木の性能が大きく変わりますし、木の種類によっても家の空気環境が大きく変わることになります。
もみの木には、「調湿効果」「消臭効果」「抗菌作用」「忌避作用」「空気清浄」など、たくさんの機能が備わっています。
何もせずに暮らし方のアシストをしてくれます。これがずっと続きますので、快適に暮らせる家になります。
木は、すべての木がいいわけではありません。
木の家に興味がある方は、「この木、自然乾燥ですか?それとも人工乾燥ですか?」って聞いてみるといいでしょう。
そこで暮らす家が大きく変わることになるからです。