コンパクトと狭いは違います
家の大きさを表現するのにコンパクトと狭いは似ていますが、全く別のことになります。
家はコンパクトにつくるべきであって、狭い家は生活しにくい。
家事動線とか家の間取りでもコンパクトと狭いでは、大きく異なることになります。
ウッドショックや円安、原油価格等の高騰で、家の価格も物凄く上昇しています。そこに追い打ちをかけるように住宅ローンの長期金利も上昇しています。
今まで、デフレで、物の価格が安かったのが段々と価格だけが上昇してきて、家計を圧迫しています。
光熱費もビックリするぐらい上昇していますからね(汗)
家を考えていたのが、もう少し様子をみようと考えていると、今よりも価格は確実に上昇しているし、金利も確実に上昇しています。
物価も株価と同様に上がったり下がったらしながらでも確実に右肩上がりを続けています。
今よりも高くなること間違いなしです。
そうなると家もコンパクトになってきますし、家に求める物も変わってきます。
少しでも価格を安く押さえたいと考えることになります。
大きな家は必要ない!!
親と同居する家庭も少なくなって核家族化が進んでいます。自分たちがそうしたように、子どもたちもまた自分たちの家庭を持って一緒に暮らすことはありません。
早ければ高校を卒業すると進学や就職などで家をでていきます。
一度家をでて行くと帰ってくることはありません。
家を建てて一緒に暮らす期間は、自分たちが家を建ててから人生を終えるまでの期間はほんの一瞬しかありません。子どもが巣立ってから夫婦二人っきりの生活の方が遥かに長くなります。
だんだんと歳をとるに連れて動きもゆっくりになってきますし、今まで出来ていたことがだんだんとできなくなってきます。
若い時には何もそんなことは思わなかったことが思うようになります。
考え方は人それぞれですが、家も時代と共に考え方が変わっていきます。
家はコンパクトな方がいい。
ここからが本題になるのですが、コンパクトな家と狭いは異なります。
コンパクトな家は狭くても使い勝手が物凄く良くてまとまっています。何をするにも生活が楽になりますし、何よりも無駄がない。
家の価格を下げるために家をせまくして、価格は下がったけれども家事動線が悪かったり使い勝手が悪いと決して生活が楽になることはありません。
むしろストレスが溜まってしまいます。
最初から間取りが決まっているマンションやアパートでは、家の大きさも決められていて間取りもほとんど同じです。そこに合わせた生活になりますので、これが当たり前と感じてしまうことになります。
本当の快適さを体感することなく一生過ごすことになります。
狭い空間でも広く感じる様に考えて家づくりをすることによって、家が機能的になることがコンパクトな家だと考えます。
ただ狭いだけの家では生活が苦でしかありません。生活が楽になるためにコンパクトにまとまった家が今から求められることになります。