玄関の扉が開かない
もみの木ハウスに引っ越しして、玄関のカギは開錠状態なのに一度外に出て玄関の扉を開けようとすると玄関扉が開かない(汗)
家の中に妻に電話をして鍵を開けてもらうように伝えると鍵はかかっていないとのこと??
じゃあなぜ玄関扉が開かないのか??
力いっぱい引っ張ると何とか開けることが出来る。
こんな状態だと家に入ることが困難で、自分ですらもの凄い力を込めて引っ張らないといけないのが、子どもや高齢者や女性の方だと家の中に入ることさえ困難になります。
色々調べて原因が分かりました。
24時間換気扇の廃棄量がMAXになっていたので、玄関扉が引き寄せられて開かない状態になっていました。
既定の数値に戻すと普通に開けることが出来ます。
ではなぜこのような現象が起こるのか??
気密性能が高いからです。
24時間換気では、家の中の空気を排出した量だけ家の中に空気を取り込むと、バランスが崩れることはないのですが、排気量が吸気量を上回ると、玄関扉が排気する力に引っ張られて、玄関扉に引っ張る力がかかり、扉を開けることが困難になります。
気密性能が低い家では、この様な現象が絶対に起こることはありません!!
家に隙間が多いので、空気が遮断されることがないからです。
外気が入ってきますし、家の中の空気も外に出ていくからです。
隙間が多いと夏は暑くて冬は寒い家になります。
いくら断熱性能をあげても、気密性能が悪ければ家の中の温度差が大きくなりますので、夏は暑く、冬は寒い家になります。逆に気密性能が良くて断熱性能が悪くても同じことになります。
気密性能と断熱性のはどちらか一方が欠けると、家の中の環境がよくなることはありません。
気密性能の数値だけが良くても、断熱材の事を考えていないのであれば、快適に暮らすことが出来ない家になってしまいます。
簡単に気密性能が悪いと見分ける方法があります。
これは自分の経験なのですが、引き違いのサッシは気密性能が低い。
一つのサッシの枠に、二枚や三枚や四枚の扉が入っていると、重なり部分や敷居部分や鴨居の部分に、どうしても隙間ができることになりますので、気密性能が悪くなります。
引き違いサッシが多ければ多いほど、気密性能が悪い家になります。
高気密高断熱の家なら窓を開けることがほとんどありません。
大きな窓にして外気を取り込むことをしませんし、最近では黄砂やPM2.5、花粉、排気ガスなどで、外気のほうが汚れています。
我が家の外気を取り込むフィルターがすぐに真っ黒になりますからね。
外気の中に目には見えないものがたくさん含まれています。
高気密高断熱の家では、家の中の温度差が少ないので、一年中快適に過すことが出来ます。なので、窓を開けることがほとんどなくなります。
キッチンの換気扇を全開にして玄関扉を開けると、普段のスムーズさが無くなって、重く感じます。
そのように感じる家は、気密性能が高い家になります。
自分の家の気密性を感じることが出来ます。
数値よりも的確に判断できることになります。