木は生きている
木は生きています。
伐採されてからも効果を発揮します。切り倒されて寿命を全うしてもまだ色んな所で役に立ちます。
家の材料になったり道具になったり楽器になったり家具になったりと、人の生活の中で昔から使われてきました。
昔は木を伐採して色んなものに使われるまでに、木の持つ水分を約12%ぐらいまで乾燥させないと加工するのも大変で、割れたり反ったりしますので木の水分を乾燥させて使っていました。今も同じで乾燥はさせているんですが、この乾燥方法が大きく変わりました。
昔は伐採した木は、自然に水分が下がるまで待って使っていました。
「自然乾燥」です。この方法でしか乾燥させる手段がなかったんですね。時間がゆっくり流れていた時代だからですね。
自然乾燥では針葉樹は2年~3年ぐらい乾燥期間が必要で、広葉樹になると5年ぐらいは乾燥させないと使うことが出来ませんでした。多くの時間がかかったんですね。
今は乾燥するのに時間を掛けません。商品に早くして売らないと時間とコストがものすごくかかるので誰もしなくなったことになります。
今、木材の乾燥方法のほとんどが「人工乾燥」になっています。
熱で木の水分を強制的に抜く方法です。
木は熱に弱いので木の持つ細胞が熱でやられてしまいます。
そうなると木は死んでしまいます。木本来の効果を発揮することは出来ません。
そこを知らずに「木は体に良いですよ!!」でビジネスとして成立しています。
本当は「自然乾燥の木は体に良いですよ!!」が正解です。
でも自然乾燥の木を使って仕事をしてい会社なんてほぼありません。これが今の現状です。
手間と時間がかかるので誰もやりたがりません。木を仕入れてから商品になるまでものすごく時間がかかります。
木を買ってから商品になるまで何年もかかりますので、その間お金は全く入りません。そんな商売は誰もしたがらないからですね。
そこで「木は体にいい!!」と世間一般に広まっていったんですね。
その事実を知らない人がものすごく多い。木だったら何でもいいとぐらいにしか考えていません。現に新建材よりも木のほうが遥かにいいと思っている方が多いですし、無垢材になると高価なので金額も上がる事になります。
そこで新建材よりもはるかに木がいいとなったんでしょう。
「木は体に良いです」が定着したんでしょう。
でも、効果の期待できない木がほとんどです。そこを理解したうえで無垢材をデザインとして使うのなら何も言いませんが人の住む環境が良くなるから使うのであれば「本物」の木を使わないと効果がありません。
そこを見抜くのは難しいですからね。
営業マンは、木の乾燥方法なんて知らない方が多い。針葉樹か広葉樹かの区別もつかない自分が進める商品は広葉樹なのか針葉樹なのか?自然乾燥なのか人工乾燥なのか?は知っておいてほしものですが、売る商品がほとんど人工乾燥の物でしかないのでそんなことは関係ないのでしょう。
家を売ることが仕事になりますからね。
無垢材を使った家をお考えの方は、営業マンに「この木は、自然乾燥ですか?人工乾燥ですか?」って尋ねてみる事をお勧めします。
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