床材は重要なパーツです
床材は、家中で重要なパーツになるのですが、床材のことを重要だとは考えることなく、家を建てているケースが物凄く多い。
床材で、生活や健康面も大きく変わることになるのですが、それがまだ世の中には浸透していません。
日本は玄関で靴を脱いで家に入ります。
欧米では、靴を履いたまま家に入りますので、そもそも使用する床材も異なるのが当たりまえですが、欧米への強い憧れかはわかりませんが、日本でも硬い床材が多く使用されるようになりました。
床を硬くするのは、床が傷つきにくいようにです。
針葉樹のように、柔らかい木だとすぐに床が傷まみれになってしまってしまいます。
工事中に床がへこんでしまうと、引き渡しの時に補修が大変になりますし、暮らしだしてからでも傷が付きにくい床のほうが好まれるので、床材が針葉樹から広葉樹に移行していき、カラーフロアーのように人工的につくられたものでも、傷が付きにくくメンテナンスがしやすいように、硬い床材になっています。
硬い床材は熱伝導率がいいので、熱を奪いやすい。しかも、体感温度が冷たく感じてしまいます。
表面が同じ温度でも、熱伝導率がいいものほど冷たく感じます。
床材が冷たいと、足から体温を奪っていくことになりますので、冷たく感じてしまうことになります。
だから、冬は靴下にスリッパが当たり前の生活になります。
真冬では素足で過ごすことなんて出来ない家が多いですからね。
しかも、マット類が家の中にたくさん存在しています。リビングには、カーペットを敷いて玄関には玄関マット、トイレにはトイレマット、脱衣場にはバスマットと、床にダイレクトに触れると冷たいので、たくさんの敷物が必要になってきます。
バスマットは、お風呂から出たベタベタの足のお湯をふき取るために存在するのですが、濡れた足でそのままお風呂から出ると、床が腐ってしまいますし、濡れた足でそのままお風呂から出ると滑って転ぶ危険もあります。
何かにつけて硬い床では生活がしづらいのですが、誰もそれが不便だとは思う事がありません(汗)
むしろそれが当たり前だと思っていることのほうが多い。不便な生活が何もおかしいとは思うことが無いからです。
子どもが転んで床が傷ついても、子どもが怪我をしない方がいいのですが、床に傷が付いてしまうと怒る親のほうが圧倒的に多い。
ストレスを感じながら生活をする床材よりも、ストレスを感じることなく生活できる床材のほうが遥かにいいとは思いませんか??
床材で生活が大きく変わる事になるのですが、そこを知って床材を決めるって方はほとんどいません。
床材は見た目だけの判断になりますので、重要なパーツだと認識されていることが少ない。
直接体に触れるものなので、もっと機能面を重要視して選ぶべきだといえます。
床材のことを何も考えていないから沢山の選択肢があるのでしょう。
もみの木ハウスでは、床材はもみの木一択しか存在いたしません。
今一番いいと思われるものを使った家を建てているからです。