目的を明確にすることです
家を建てようと考えたときに、目的を明確にすることによって、暮らし方も変わります。
どんな家に住んでどんな暮らしがしたいのかを決めておかないと、暮らしだしてから家に合わせた暮らしになってしまいます。
何事においてもそうですが、後付けになってしまっては、今の現状に満足できていないことになりますので、買い足したり付け加えたりすることになります。
必要なものが必要なところにないから後付けで追加することになります。
工事中でも同じことがいえます。最初に決まっていたプランに、気が変わったので変更しますとなると、お金も発生しますし、職人さんもやっていたところが変わりますので、段取りも変わることになります。工事中に変更することによって現場サイドがバタつくことになります。うまく伝達がされていないと仕上がった時に違うってことにもなりかねませんからね(汗)
お客様一人一人でプランが異なるのはライフスタイルや家族構成で異なることになりますが、すべて使用するものが一から決めることになると、なかなか決まらないことも多い。
全て決めないと進んでいきませんから、相当な打ち合わせなるものに時間を割かれることになります。
どんな具合に仕上がるのかなんて、工事が完了しないとわかりませんし、紙の図面上で判断するなんて建築のプロでもない限り、イメージするのも自分の都合がいいように解釈してしまうことになります。頭の中で考えていたこととのギャップが生まれてしまいます。
色んな所でのすれ違いがおこることになります。
仕様が沢山あると選択肢もたくさん存在することになります。選択肢が多ければ多い程、人は悩むことになります。考えなくてもいい事まで考えて想像してしまうからです。
どんな家に住んでどんな暮らしがしたいのかが、明確に描けているなら悩んで迷うこともないんでしょうが、今は選択肢が沢山あってお客様が全てを決めていくスタイルが、建築業界の当たり前になっています。
自分は、今考えられる一番いいものを使って家づくりをしたいと考えていますので、今建てている家こそが最新のものになります。
何が最新になっていくのかになりますが、性能であったり快適さであったり、何よりも暮らしてみて楽である家がいいからです。
家に自分が使われるようでは、本末転倒になってしまいますからね。
自分たちの暮らしをアシストしてくれて、災害からも家族を守ってくれるのが家の在り方ではないでしょうか。一生暮らす家なので快適で楽に暮らせる家がいい。
仕様がすべて決まってきますので、お客様が暮らしだして感じられることが皆さん同じになります。いわれることも全く同じになりますので、家ごとに差がないといえます。
自分たちが思い描く暮らしを実現しようと思うのであれば、目的を明確にすることで、一生が決まることになります。