どんな家に住みたいかよりもどんな暮らしをしたいのかで家づくりは大きく変わる
どんな家に住みたいのかよりも、どんな暮らしをしたいのかで、家づくりは大きく変わることになります。
どんな家に住みたいのか??で家を建てると。家のデザインや水回りの住設機器などばかりに力を注いでしまうことになります。家のパーツやデザインなどに気をとられてしまって、「家の本質」から大きく逸脱してしまった家づくりになってしまいます。
理想の家が建ったって、いざ暮らしだしてみたら快適さだったり家事の便利さだったりが、思っていた生活ではなかったとなると、後悔しながら建てた家と付き合うことになります。
暮らす家族にとって、家が与えてくれる恩恵が少ない家になるからです。
デザインなんて流行り廃りがありますから、今はやっているデザインがずっとこれから先も流行るデザインとは限りませんし、家を見るとあの年代の流行ったものが使ってあるとか、あの頃の家だなんて見ただけで分かります。
今一番流行っているものを使おうとしますが、すぐに新しいものが出てきて、もうそれは過去のものになってしまいます。
水回りの住設機器も同じです。すぐに新しいモデルになりますし、だんだん使っているうちに古くなってきます。何十年も使い続けるとやがて交換することになります。
毎日使うものだからいいものを選びがちになりますが、機能はどの商品もどこのメーカーでも同じことになります。得意分野が少しづつ異なりますので、会社ごとのおすすめがありますがキッチンやユニットバスなどついているものの形こそ違いますが、機能は同じになります。それが全く異なるなんてことはあり得ないです。
毎日使うものはお客様の好みでいいですが、家の性能は好みの様な簡単なレベルではないのでございます。
一度建てた家の性能を変更することはなかなかできません。間取りも変更することはできない。
家族が快適に暮らすためには、まず家の性能を重視するほうが遥かに得策だと自分は考えるます。
よく耳にするのが、建てた家で化学物質過敏症やアレルギーになったなんてこともよくあります。せっかく建てた家で、家族の健康に被害が及ぶなんてことは誰も考えませんが、それは突然やってくるみたいです。
もうその家には住めなくなったりリフォームすることになるのでしょうが、それでもどこまで回復するかにもよります。
そうならないためにも、家は「本質」で選ぶべきではないでしょうか??
家族ごとに生活スタイルも異なりますので、すべての家族が同じ家とは限りません。
自分たち家族が快適に安心して健康に暮らせるには、どんな家がいいのかで考えることが、家族が幸せに暮らせる家づくりの第一歩になります。
人に合わせる暮らしよりも、自分たち家族が建てた家でどんな暮らしをしたいのかで家を建てることが、一番家族が幸せになる家づくりになると考えます。
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