もみの木の力
もみの木にはほかの材料とは全く違う働きをします!
もみの木を体感されている方はこの辺では少数派になりますから「どうなのよ~」なんて思われる方がほとんどじゃないでしょうか?
自分自身本格的にもみの木を扱うようになったのは去年のこの時期ぐらいからです。
なので「もみの木?」て方がほとんどです。たまに言われるのが「クリスマスの木ですか?」
そして「ハイ!そうです」と答える。もみの木を知っている人とのファーストコンタクトがこんな感じです。
建材で使用している会社何て今まで聞いたことなどなかったですから。何十年とこの仕事をしてきていますが、、、、
自分自身初めて「もみの木」を聞いたとき「もみの木?クリスマスツリーですか?」って聞いたほどですから。
「初耳~」って感じでした。なのでこの地域の人ってほとんどが知らないし体感したことが無い方ばかりです。
昔から使われているのは塔婆やかまぼこの板です。
なぜかまぼこの板に使われているのか?余談ですが、、、、
かまぼこの板には、木地が白く柾目が通った柔らかいものが適していたことから、杉やモミや松が多く使用されており、最も多く使われているのがモミになります。
でなぜモミなのか?樹脂版を使用したところ、板面から熱の通りが悪くなり均一な加熱が悪くなるほか、高温で樹脂版が変形するなどの問題が起きるからだそうです。
かまぼこの板に乗せるのは、粘り気のあるすり身を支えて形を整えやすくしたり加熱時に支えの役割を果たしたりするためです。
板にモミを使うことによって加熱・冷却後にかまぼこが出す水分を吸収して保存性を高めます。そして木の香りによって魚臭さを抑える働きがあります。
この様なことからモミには調湿効果や消臭効果がある事を昔の人は知っていたわけですね。江戸時代には沢山のかまぼこが作られていました。
もみの木にはすごい力があると言えます!
もみの木の家でくつろぐのは最高ですね。