もみの木の話
もみの木ハウスの使う樅の木の話
もみの木ハウスの樅の木はドイツのシュヴァルツヴァルト(黒い森)からやって来ます。樹齢は150年から250年のものになります。
ドイツの樅の木は植林されたものとは異なり自然に生えてきたものです。
そのため厳しい環境の中を生き抜いてきたツワモノで、自らの生命力で成長してきました。
ドイツでは自然環境を守るための規制が大変厳しく定められているので、森林保護管の厳しい管理の下で計画伐採が行われています。なので輸出する量も限られてきます。
しかも柾目のみの使用となるので本当に質のいい木しか使えません。なので年間建てられる棟数も限られてしまいます。
いま日本で使われている杉やヒノキは昭和32年の年次経済報告(経済企画庁)では、戦後日本の木材の需要が国内の森林の森林成長量を上回っている現状を指摘したうえで、成長量の少ない天然林を成長量の多い人工林へ林種転換して拡大する必要性を説いており、国民経済の要請を「質よりむしろ量の増大を期待している」とまとめる時代がありました。
そして1950年~1970年代前半には空前の建設ラッシュとなり国内の材木需要が大幅に増えたため、天然林を伐採した後に杉やヒノキなどを植栽する拡大造林が農林水産省等によって推奨されました。
なので今使われている国産材として材料の杉やヒノキは戦後に人工植林されたものがほとんどです。
自然に生えてきて長年生き抜いてきた強いもみの木と、近年に人工植林された木とでは
どちらを選ばれますか?