これからの家の流れ
これからの家はどうなっていくのか??
今年の四月から建築基準法が変わります。
今まで普通に建てられていた家が建てられなくなります。
家を建てる方には建築基準法が厳しくなりまして、より性能がいい家が基準になります。
木造建築では、4号特例があり構造計算が必要でなかったのですが、4月から木造建築でも構造計算が必要になります。家の性能が数値で表せますので、自分の家の性能が、今まではあやふやだったものが、明確に表すことが出来ます。
阪神淡路大震災が発生して今年で30年になります。30年の間、沢山の大きな地震が各地で起こっています。
今暮らしている所でもいつ大きな地震が起こるかは誰にもわかりません。
近い将来南海トラフ地震が起こるともいわれていますから、地震に備えるためにも耐震性能の良い家に暮らすことが家族と財産を守ることが出来ますからね。
建築基準法が厳しくなって、すべての家が同じ基準で性能がいいのかはまた別の話になりまして、構造計算が必要になっても会社の考え方で耐震性能もそれぞれになります。
法が厳しくなっただけでは、すべての家が安心か??となるとそうではありません。
キリギリのラインでクリアーした家と、十分な余裕を持ってクリアーした家とでは安心と安全が大きく異なることになります。
想定していなかった大きな地震がやってくると、そこで差が出ることになります。
耐震等級3だから安心だと思っておられる方も多いでしょうが、耐震等級3にプラスして、耐力壁をバランスよく配置することや、偏心率に配慮して設計することで、より地震に強い家を建てることが出来ます。
木造建築に法の改正があるということは、これから起こるであろう大きな地震に備えた家を建ててくださいになっています。
熊本地震のように最初に余震が来て、家が無事だったのが後からやって来た本震によって倒壊した家が多い。
自然災害はどうなるかなんて誰にも予測することが出来ませんからね。
家が地震に強い家であればあるほど、安全で安心して暮らすことが出来る家になります。
大きな地震が起こってからでは遅いですからね。
建築基準法が変わったからすべての家が同じ性能だとは限りませんので、耐震性能は建てる会社によって異なります。なので、ご自身で見極めることが重要になります。
家が壊れてしまってから後悔するよりも、建てる前から考えておかないと家が建ってしまってからではもう遅いからです。
これからの家は家族が安心して安全に暮らせる家が求められます。