家の大きさの考え方
家は大きい方がいいと考える方は、まだまだ多いです。
家が大きくなると、その分建築費用が高くなります。使用する範囲も限られていますし、子育て真っ只中で子どもが今から大きくなって部屋も人数分必要になると考えると、自然と部屋数も増えることになります。
リビングも広くといわれる方が多いのですが、どれだけ広くすると広いといわれるのか??
判断は見た目になりますし、天井の高さなどでも感じる広さは変わることになります。
どのぐらいがちょうどいいのかなんて誰にもわかりません。ただ狭いよりは広いほうがいいと感じるものなのでしょうね。
リビングのスパンを大きくすると、構造材が大きくなりますし、家のバランス自体も悪くなりますので、耐震等級3にしようとするのであれば材料も大きくなります。
どちらにしろコストは高くなってしまいます。
子どもが一緒に暮らしているときはいいですが、子どもも大きくなれば巣立っていきます。
早ければ高校を卒業すると進学や就職で家を出ていきます。
子どもが巣立ってしまうと、夫婦二人だけになってしまいます。年を取るにつれて移動範囲も狭くなりますし、使用する部屋も限られることになります。子ども部屋は物置としてしか機能することはありませんからね。
何よりも家が広いと、掃除をする面積も広くなります。移動距離も長くなりますし、大きな家を同じ温度に保とうとすると、大きなエアコンが必要になってきます。
家のメンテナス費用も家が大きくなればなるほど高くなってしまいますからね(汗)
家が大きくなると壁の面積も屋根の面積も大きくなりますので、ペンキを塗り替えるにしても費用が高くなってしまいます。
いくらでもお金があるって方ならいいでしょうが、そんな人はほんのごくわずかになります。
核家族が増えていますので、自分たち家族が快適に暮らせるほうがいい。
家が大きいのと小さいのでは小さいほうがいいのですが、自分が考える小さな家とコンパクトな家は異なります。
自分はコンパクトな家がいいと考えます。
使い勝手がいいところに集約することによって移動距離も短くなりますし、廊下のスペースを収納に変えることによって、無駄な空間が無くなります。リビングから直接部屋に行けるつくりにすると廊下が無くなりますので、家がコンパクトになります。
年を取ってからこんな大きな家いらなかったとよく耳にします。子どもが相続しても家が大きいとメンテナンスに費用沢山掛かることになりますし、解体するにしても費用が高くなります。
何十年も先のことを考えると。家は大きいよりも小さいよりもコンパクトな家がいいといえます。