家に求めるもの
家に求めるものは何か??
求めるときりがないですし、人それぞれ考え方は異なりますが、暮らしていくうえで重要なことを優先していくと、求める家にたどり着くことになます。
自分が一番重要だと考えるのが、地震や災害の時に、家族と財産を守ることが出来る家になります。
最近各地で地震が起こっていますし、自分が知っているだけでも阪神淡路大震災から29年しかたっていませんが、約三十年近くで大きな大地震であったり、被害が出た地震はたくさんあります。
近い将来南海トラフ地震が起こるともいわれていますし、地球温暖化の影響で、年々気温が上昇していますので、ゲリラ豪雨や大型の台風によって、被害が出るリスクも高くなってきています。
地震や災害に備えが十分な家に暮らすことによって、安心して暮らせる家になります。
災害がいつどこで起こるかは、誰にも予想することはできませんからね(汗)
起こってからしまった後では、どうすることも出来ません。後悔するしかない。
起こってみて初めて結果が出るのですが、それでは遅い。
家を建てるときからしっかりと家づくりをしておかなければ、あとからなんてすることはできませんからね。
余分なお金がかかりますし、後付けになってしまいますので、建てるときにしっかりと構造計算をしてデータとして見える化することで、家の性能がわかります。
これからの家は、耐震等級3へと移行すべきだと考えるからです。
もみの木ハウスでは全棟が耐震等級3の家になっています。大きな地震が起こるたびに耐震性能が気になりますが、あとから自分の家の耐震性能を知ったり、予算がないから耐震等級を下げると災害時に後悔することになりかねません。
耐震等級3だけが一番いいように思われがちですが、他にも偏心率があり、偏心率とは建物には重心と剛心があり重心と剛心が、近ければ近い程、地震に対して強い家になります。重心と剛心が離れれば離れるほど、家にねじれが生じることになりますので、地震に耐えるこができなくなってしまいます。
片足で立つよりも両足で立っているほうが揺れに対しても強い安定した家になるからです。
偏心率も定めている基準値よりも厳しい数値で建てていますので、設計段階で家のバランスも考えながらプランを作成することになります。
真四角な家が安定していて一番強いと考えられますが、南面に大きなサッシが沢山あって耐力壁が少ないと南面がウイークポイントとなりますし、二階建てや三階建てではバランスよく上の階を支えていないと一か所に負担がかかることになってしまいます。
家もバランスが重要になります。
家に求めるものは、生命と財産を守ることになります。