そうならないのが当たり前
家を建てて暮らしだしてから「あれっ??」ってなることが良くあります。
自分が想像していた家とは暮らしてみて異なるからです。
何でもそうですが、自分が思うように全てがうまくいくことはほとんどありません。
今まで生きていた中で、あの時ああしておけばよかったとか、手に入った途端思っていたのと違ったなど、後悔することがあったって方はたくさんおられると思います。
後悔してももとに戻すことはできません(汗)
思ったようにならないのが当たり前になりますが、家でこのようなことになるとせっかく建てた家が失敗したってことになります。
暮らしてみて本当に良かったと思える家ならばいいのですが、そう思って長い間暮らす確率は、極めて低いことになります。
本当にいいものは暮らせば暮らすほど良さが出てくるのと、もうこの家以外住むことが出来ないと思える家に住むことが、本当にこの家でよかったと思えることになります。
何処を基準で建てるか「家の本質」をしっかりと見極めたうえで、建てないと後悔することになります。
「今度建てるときには」なんて会話になると失敗したことを自分でもうすでに認めていることになります。
建てるときの現状の家族構成で家づくりを考えてしまいますので、暮らしだしてすぐや、何年か経ってからこんなはずじゃなかったってことになります。
家族構成は家を建ててからずっと同じではありません。子どもは18歳になると進学や就職で家を出ていく方が多いですし、いずれは自分たちの家庭をもって家を出ていくことになります。
そうなると、家に暮らすのは夫婦だけになってしまいます。子育てをする期間よりも子どもが巣立って家を出て行ってからの生活のほうが遥かに長くなります。
思い描いて建てたマイホームが、思っていたのとは違ってくることになります。
その時にならないと気づかないことになりますので、家を建てるときには気づかずにそのまま建てることになってしまいます。
思うようにはことが進まないのが世の常なのですが、そうならないためにもどんな家で家族がどんな暮らしをしたいのか??子育てが終わると最後は夫婦二人だけの生活が待っていて、子育ての期間よりもはるかに長い時間を二人だけで過ごすことになることも忘れずに家づくりをしないと、無駄に大きな家を建ててしまうと、子育てが終わってからの暮らしで後悔することになります。
思ったようにいかないのが当たり前の家づくりよりも、この家でよかったと思える家づくりをすべきだと考えます。