木は熱に弱い
木は熱に弱い。一瞬の熱だと大丈夫なのですが、長い時間熱にさらされると、木の持つ細胞が死んでしまうことになります。細胞が死んでしまうと、木、本来の機能を果たすことができなくなってしまいます。
沸騰したお湯の中に指を一瞬だけつけると、熱って感じますがやけどまでの大けがは致しません。
長時間つけていると、大やけどしてしまいますが、ほんの一瞬では大丈夫です。
少しの間なら細胞も壊れないからです。
木を伐採した時には、木には約80パーセントの水分が含まれています。
人間の体も、ほとんどが水分でできています。人は水分がなくなると脱水症状を起こして危険な状態になりますが、木は水分を乾燥させないと商品としては使うことができません。
約12パーセントぐらいまで水分を減らしていくのですが、その工程を木を乾燥させるといいます。
乾燥方法には二種類あって、昔ながらの乾燥方法で自然に任せて水分を時間をかけて乾燥していく自然乾燥と、木に熱を加えて木の持つ水分を乾燥していく人工乾燥に分かれます。
昔はすべて自然乾燥で乾燥していましたから、木の本来持つ効果をフルに発揮することができていましたので、この時代の木は「木は人にやさしい!!」といっても間違いではないことになります。
化学技術の進歩と近代化の波で、人工乾燥が自然乾燥のシェアを大きく逆転しました。
現在、流通している木のほとんどが、人工乾燥の木になります。
人工乾燥は、熱で気の水分を乾燥していきますので、木の持つ細胞が死んでしまいます。長時間熱を加え続けると熱には勝てません。人も同じです。熱湯風呂につかる時間も限られていますからね。長時間なんて浸かっていることはできませんからねからね(汗)
人工乾燥することで、コストと時間を短縮することができます。なので、現在は人工乾燥が主流になりました。
自然乾燥だと、人の手で木を干して水分が少なくなるまで気長に待たないといけません。
その間に、人工乾燥だと遥かにたくさんの木を商品として市場に出すことができます。
お金の回収も早くなりますので、ビジネスとしては人工乾燥を選択してしまうのでしょう。
その分、木の本来持つ効果を失ってしまうことになります。
世間一般に「木は呼吸します!!」や「木は人にやさしい!!」って言われるのは、自然乾燥が主流だった時のことが今も信じ続けられていることになります。
もみの木ハウスで使っているもみの木は、すべてが自然乾燥の木になります。
床に水を撒いてもシミにもなりませんし、家干しで洗濯物が乾きます。夜干して朝には乾いています。
自然素材の家で、木をふんだんに使った家でも洗濯物は家干しでは乾きませんが事実です。
木が調湿してないからです。無垢材のフローリングに水を撒くなんて誰も考えませんし、そんなことしていると、気でも狂ったのかって思われてしまいます。
ジュースをこぼしても叱られますし、慌てて吹きます。床がシミになることを知っているからです。
もみの木ハウスでは、もみの木の床のメンテナンスとして定期的に床に水をまきます。
床に水を撒くことで、もみの木の香りが沸き上がってきます。もみの木は自然乾燥されていますので、生きている木になるからですね。本物の木になります。
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