もみの木のお話
今日はもみの木のお話をします。
日本の林業の主力は杉と桧になります。春先になると、まず最初に杉が花粉をとばし始めます。スギ花粉が終わると今度は桧が花粉をとばします。
花粉症の方には嫌な季節になりますね。
杉やヒノキは戦後植林で多くの山に植えられました。山ごとに植えられて人の手によって管理されて、周りの木が大きくなってくると、日当たりが悪くなりますので、日が当たるように他の邪魔な木を間引いていきますし、節が入らない様に人の手で枝打ちをします。
手をかけて人の手で過保護に育てられる木になります。魚でいうと養殖になります。
もみの木は植林では無くて自分で芽を出した木になります。
だから、杉やヒノキのように畑のようにまとまって生えてはいません。ほかの木と競うようにして生えていることが多い。生存競争に勝ち残ったものしか生き残ることは出来ない過酷な環境の中で育った木になります。
他の木と共存しながら自分も成長していかないと負けてしまうことになります。
自分たちが今使っているもみの木はドイツからやって来ています。
ドイツのもみの木も色んな木の中に混ざって生えています。共存競争に勝った者だけが製品としてやってきます。
ドイツでは国家公務員の森林保安官が風で倒れそうな木を切っていいと許可を出します。
森を管理して年間の伐採計画を立てて木を伐採しています。日本のように山を丸ごと伐採することはありません。環境保護に努めています。
そんな中で生存競争に打ち勝った者だけが日本にやって来ます。
樹齢、約150年から250年の物です。日本の江戸時代に芽を出したものが、もみの木ハウスの使うもみの木になります。
もみの木ハウスで使用するもみの木は、「柾目」に全て加工されています。
柾目に加工しようとすると大きな木からしか製材することは出来ません!!
細い木だと「板目」にしか製材することは出来ませんし、柾目に製材するともの凄くロスが大きくなりますのでコストもかかることになります。
でも柾目でないと調湿効果が期待できない。
戦後に植林された杉やヒノキのように、何十年しかたってない木で家を造るのか、自分で芽吹いて厳しい生存競争に打ち勝って、樹齢何百年もたった木を使った家づくりをするのかを選ぶのは、お客様の自由ですが快適な暮らしが出来るのはどちらがいいと考えますか??
木にも沢山の種類がありますし、製材方法や乾燥方法で木の持つ効果が全く異なるものになります。
木には人にとって良い成分を出すものと、そうでは無い物も存在しますので木だから人に全て良いとは限りません。
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【もみの木の家】モデルハウス
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もみの木ハウス通信|Kiss FM KOBE 毎週日曜日 AM9:25
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