「要望」が家の性能を落とす
「お客様の要望をお聞かせください!!」が今の家づくりの常識になっています。
要望ってやつが無いと家づくりがスタートしないことになるのが建築の当たり前です。
ハウスメーカーが家を売るために編み出したスーパー商法と言えるでしょう。ハウスメーカー台頭してくる中で
地元の工務店も仕事が減少していき、ハウスメーカーの営業スタイルを取り入れることになります。
営業マンが家を売る時代の到来です。どこの会社も営業マンがいて家を売ることに専念します。
お客様に寄り添っての家づくり。
聞こえはいいですが何か一つに特化した家づくりをしている会社は少ないです。
大手ハウスメーカでは安心が売りになります。ブランド力があります。
ビルダーだと自然素材やデザインを売りにした会社が何か一つに特化しているとは言えません。
全て大きなくくりでその中からお客様がプランを決めていく事になります。
「広いリビングが欲しいです」という要望に
「ハイ分かりました」でプランが出来ます。広いリビングと言ってもどこが基準かは定かではありません。
お客様自体どれぐらいが広いかが理解できていません!!それを聞いてプランを作るのですから、
伝言ゲームの様なものです。広いリビングにすると構造的に大空間が必要になりますので、耐震の面から見ると
どうなんだろうとなりますが「お客様の要望」って事で進んでいきます。
コストも広くなった分上がりますし、図面上では広いのか狭いのかなんて分かりません。
そこには基準となるものが全く存在しないからですね(汗)
自分が思うのには要望を言えば言うほど家の性能が落ちていく事になる。
サッシは大きいのを入れて下さい!!でイエッサーですると耐震的にも弱くなりますし、どこかに負担がかかることになります。サッシから熱が逃げていきますので冬寒くて夏は暑い家になってしまいます。
お客様は建築のプロではありません!!その「要望」をプロが聞くのどうかとは思います。
逆にこうしたほうが良いです!の一言が言えるのが本当のプロではないでしょうか??
自分の理想を追い求めるあまり他の物を諦めないといけない事も多々あります。そこがかみ合わないと性能が落ちる家になりかねません。
自分たちはそうなることをよく知っていますので、住まう家族が健康で幸せに暮らせるために基準をすべて決めています。
譲る事の出来ない物がどうしてもあります。
要望を聞かないではなくて聞けないが本音ですね。お客様が不幸になる家を建てたくないからです。
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