木には目がある!!
木には目があります。
冬目と夏目の2種類の目があります。
切株を見ると年輪が木には必ずあります。
年輪を数えると木の育った年数がわかります。
濃くて細い線が「冬目」でその間の薄い色のところが「夏目」といい、冬の成長の遅い時期では色の濃い線状の物になります。皆さんが年輪を数える「年輪」がこの冬目になります。
一年の中でも生長時期となる春~夏には、水や養分をたくさん吸い上げるのでそれを通す導管も太くなり壁は薄くなって色が薄くなるのが夏目になります。
成長スピードの違いによって生じます。
この夏目が細胞繊維が多くありますのでここに水分を吸収してため込んでいて空気中の水分がすくなると、細胞にため込んでいた水分を空気中に放出します。
空気中に水分を放出することで乾燥していた空気の湿度が上がります。
こらが「調湿」という事になります。
全ての木が調湿すると思われていますが、製材の方法や木の水分を乾かす乾燥方法によっても「調湿効果」は大きく変ることになります。
木を切ったままの丸太では建築材として使用することは出来ません。なので木を引いて使いやすいい大きさに製材していく事になります。
大きく分けて2種類の製材方法があります。タケノコ模様が木の表面に現れる「板目」材と真っすぐ「冬目」と「夏目」が交互に入った「柾目」材に分かれます。
板目材は年輪を縦に切っていますので細胞の多く詰まった夏目が表面に多くありません柾目は夏目が表面に多く存在しますのでそこに水分を多くため込むことが出来ます。
「板目」と「柾目」では調湿効果も大きく変ることになります。
現在家の材料として使われている多くは「板目」材になります。
板目材は柾目材に比べて製材もしやすくロスが少ないのと柾目材は大きな丸太からしかとることが出来ませんし製品にならない部分が沢山出ますので材料のロスが多くなるので板目材が多くのシェアを占めています。
値段も「柾目」のほうが遥かに高くなりますからね。
乾燥方法でも大きく「調湿効果」で差が出来ます。
木のほとんどが「人工乾燥」で熱を加えて人工的に木の水分を抜くのがほとんどです。木は熱に弱いので、乾燥時に熱を加えることで木の細胞が死んでしまいます。そうなると「調湿」なんて出来ません。木の中に水分を吸収することへできても吐き出すことが出来ません。
自然乾燥では木の細胞を殺すことなく時間と手間をかけてゆっくりと木の水分を抜きます。木本来の効果を失わないので「調湿」が出来ます。
製材の方法や乾燥方法によって木のもつ効果は大きく変ります。「調湿効果」も大きく変ることになります。
そこが一般に広く知られていないことになります。イメージだけが先行してしまっています。
高価な無垢材を使った家でも「調湿効果」が期待できない家も沢山あります。
木の表面をウレタン塗装でコーティングしてしまうと表面に幕が出来て木は呼吸なんてすることは出来ませんからね。
木には目があります。調湿効果がある木かそうでは無い木かは見た目では板目か柾目化で判断できますが、乾燥方法は尋ねるしかありません。
「この木人工乾燥ですか?自然乾燥ですか?」ってね。木のほとんどが人工乾燥です。自然乾燥の木はめったにお目にかかりません。
さあどんな答えが返って来るかですね。
もみの木ハウスで使用しているもみの木は「柾目」の「自然乾燥」の材料になります。
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