柾目と板目??
板目と柾目という言葉知っていますか??
木には柾目と板目があって柾目は真っすぐに筋が沢山はいっているものになります。
板目はタケノコのような模様が入っています。
この柾目と板目では製材の仕方が全く異なりますし柾目を取るには大きな木からしか取れません。なので多くの材料でよく見かけるのは板目が多いです。柾目の板を造ろうとすると樹齢150年以上の大きな木からしか取れません。何百年もの間自然環境に耐えてきた木と言えます。
柾目と板目ではどうしても値段が柾目のほうが高くなってしまうことになります。
柾目と板目では木としての働きも大きく変わってきます。
「木はいいですよ~呼吸しますから!」なんて言う人がいますが、、、、
木によって大きく変わる事を理解していないと言えます。木は体に優しい何てイメージが独り歩きしていて本当にいい物は少ないと言えます。自然素材だから安心??では無いです。
アスベストや毒キノコも自然素材ですから。
柾目は昔からおひつや寿司桶に使われてきました。調湿効果があるの事を昔の人は知っていたんですね。
かたや板目は酒樽や醤油だるなどに使われてきました。水分を逃がさないようなところで使われています。なので水分を通しにくいという事は空気も調湿しにくいことになります。なので大まかな木というくくりだけでは本当にいいとは言えません。
柾目と板目の違いを理解している人がどれほどいるのかは分かりませんがプロでも知らない人が多いですからね。
柾目と板目では調湿するのが柾目と言えます。
しかも本当に調湿するのは自然乾燥の柾目となります。人工乾燥すると木の本来持つ機能が失われてしまいます。
なので呼吸しない木と言えます。今建材として使用されている木材のほとんどが人工乾燥によるものです。
自然乾燥だと時間とコストが沢山かかります。なので大きな会社からするとコストが大きくかかるので人工乾燥となるのでしょう。ここを理解して材料を決めている会社は少ないんじゃないでしょうか??
樅のみの効果は体感した人しか理解できません!
一年間に建てられる棟数も限られていますのでレアな家と言えます。
本物は住みだしてからだんだんと良さがわかるものかもしれません。