家も年齢とともに衰える?
家も築年数と共に衰えていきます。人と同じように年齢を重ねていくとだんだんと衰えていきます。
木造住宅の場合国によって定められている建物の耐用年数は22年とされていますので築25年の木造住宅の戸建ては資産価値ゼロとして扱われることがほとんどです。
という事は家も年を取るごとにだんだんと価値が下がるという事になります。
人は年を取ると血圧が高くなったとか膝が痛むとかメタボなど中年になると体が少しずつほころび始めてきます。
いつまでも若い時とは同じではいられないって事ですね。
長年酷使して使ってきたパーツにだんだんと油が切れてくるようなものでしょう。
機械も同じで歯車を回すには潤滑油が必要になってきます。長く使い続けるにはみんなメンテナンスが必要となります。これを怠ると取り返しのつかないことになります。
この様に人や機械でも定期的なメンテナンスをしなければ快調に動いてくれません。
もっと早くメンテナンスしておけばよかった!と後悔しか残らないことになりかねません。
家でも同じことが言えます。生活しているとどうしても不備なところが出てきます。
もう少しもう少しと先延ばしにしていると大変なことになってしまったなんてことになりかねません。
住み出してからメンテナンスは始まっています。ここでメンテナンスの話ですが、普通のサイディングの家とそうでないサイディングの家ではどう違うのか??て事を簡単に説明しましょう。
ローコスト住宅や建売住宅では価格帯が安く設定されています。なので使用する外壁材もそれなりのものと言えるでしょう。そうなると日の当たらない北の壁に緑色の苔の様な物が付着しているお宅を見たこと無いですか??
しかもコーキングも10年くらいで劣化してしまっています。そうなるとメンテナンスが必要となります。
外壁の塗り替えです。これには仮設足場が必要になります。そしてコーキングのうち変えそして塗装工事へと進んでいきます。
何が言いたいのかというと安い材料は早くにメンテナンスが必要になるという事です。
これが将来を見据えた外壁だったとします。今メーカーも30年持つコーキングなんかも出していますからこのことを考えると最初に初期投資をしているほうが家のメンテナンス費を考えると安くつくことになります。
家の塗装の塗り替えで10年ぐらいで塗り替えてざっと150万円かかるとします。そしてまた10年後ぐらいに150万円かかったとします。そしてもう一つの家は30年後塗替えするとしたら何度も塗り替えている家は3回目の塗り替えとなるかもしれません。
そうなるとその差額って計算するとどうでしょう??
外壁一つでこの様な違いが出てきます。これを家全体で想像してみて下さい!
恐ろしいことになっていませんか??
もっと恐ろしいことになると35年くらいで建て替えしないととなる家もあるくらいですから。
よくよく考えると家にかかるメンテナンス費用って家を買う時って考えますか??
そこを考える事の出来る人は少数派に属すのではないでしょうか?
家も築年数と共に衰えていきます。なので将来のメンテナンスの事も考えての家づくりも大切だと言えるのではないでしょうか。