昔の家から現在の家に変化
昔の家は全てが「自然素材」で造られた家でした。
土台から柱、桁、梁、母屋、に至るまですべて無垢材しかも自然乾燥の材料が使われていました。
家を建てるのが決まると材料を仕入れて何年も乾燥させてからきざんでいました。
断熱材の代わりに土壁を塗っていました。日本の風土に合っていたんでしょうね。その上に聚楽を塗ったり漆喰をぬって仕上げていました。天井や床もすべて自然乾燥の無垢材で仕上げてあります。
換気も自然換気です!隙間風が多くて冬は寒い!これがTHE ジャパニーズハウスだったんです。
そして工期も今と比べ物にならないほど長かった!
時代も今と違いゆっくりとしていた時代でした。一年では完成しない家なんて多くありました。
これを大きく変えたのが「高度成長期」です。国民に住宅を供給するために国が住宅産業を支援して住宅の大量生産を推し進めました。
そこで登場するのが「大手ハウスメーカー」と「建材メーカー」です。
大量生産が可能になるように開発されてのが現在もよく使われている「カラーフロアー」や「プリント合板」よく耳にする「新建材」てやつです。
この新建材の登場で大量背う生産を可能にして工期も大幅に短縮されました。なので急速に普及していきました。
それと共に地場の工務店も新建材を使うようになり「新建材」が建築材として大きく躍進しました。
新建材を使うようになってから「シックハウス症候群」という言葉も誕生しました。
新建材からは化学物質が揮発しています。国の定める基準値以下なのですが化学物質は体に蓄積し続けます。たとえ少量だからと言っても毎日吸い続けるとどうなるんだろう??
そして十年を過ぎると家もあちこちに傷みが目立つようになります。そうなるとリフォームを考える人も多いでしょう?
そして新建材の上にまた新建材を貼ることになる負のスパイラルになってしまってはいませんか??
考え方は十人十色ですがここで想像して欲しいのが、その家で本当に家族が健康で暮らしていけるのか??って事です。
家は人生で一番高価な買い物になります。住みだしてからの後悔なんてしたくはないでしょう!新しい家に住みだしてから家族が病気になった何て事になったら後悔しか残りません。
何よりも優先させるのが「家族の健康‼」ではないでしょうか?
家に求めるるものは人それぞれで「デザイン」だったり「間取り」だったり「無垢材」だったりしますが本当に大切なものは「家族がずっと幸せに暮らせる家」ではないでしょうか!