高級な床であるが故の悲劇?
「床を高級な木にすると高級感が出ますよ!」
なんて営業マンが進めてきます。予算を把握して「この人なら高級な家がいけそう」なんて考えながら進めてくるのでしょう!そして広葉樹の高級なフローリングを貼りました。
家が完成しました!そして引っ越しです。
新居での生活がスタートします。気分は最高潮に達しています。
広葉樹の床は硬くて冷たく感じます。広葉樹はハードウッドと言われるくらい硬くて重くしかも体感温度が低く感じます。なのでスリッパなしでは冬は乗り越えられません。
しかも高級感を出すためにウレタン塗装がしてあるフローリングが圧倒的に多い。
木の目も板目がほとんどです。
住みだすと分かる高級が故の事が起こります。
子どもが風呂上りにそのまま走って飛び出していく。
そうするとどう感じますか? 床は高級フロアーそのうえが水浸しの足型まみれ。
慌てて後を追いかけて足型を拭いていく事になる。子どもはには床が高級だなんて理解もできません!
子どもは走り回るのが当たりまえです。追いかければ追いかけるほど逃げていきます。
これでもストレスを感じますが高級なフローリングに傷や落書きをしようものならMAXに達してしまうことになる。そうならない様に子どもを叱る高級な家に住むが故のストレスを感じるかもしれません?
新しい家に住んで子どもものびのびと出来ずに親もストレスが溜まる高いお金を出しても後悔したらどうしようもありません。
そのうえメンテナンスも大変ときたらどうしようもないですね。
もみの木の床は子どもが風呂からそのまんま飛び出しても床が濡れていても勝手に乾きます。わざわざ子どものあとをついて回る必要なんて全くありません。
しかも浮造り加工されているので傷もつきにくい傷がついたとしてもお湯をかけておくと膨れてきます。
もみの木の床は無塗装なのでワックスをかけるメンテナンス何て全く必要ないです。むしろ痛めつけることによって木の持つ本来の力を発揮してくれます。
もみの木に住んでいる人で傷が気になるなんて人はいません!
それよりも住んでいる子どもや本人や家族全員がストレスのない生活ができるのが一番じゃないでしょうか?
家の本質を見極めたうえで決める事って大切だと言えます。
高価な家で後悔しないためにもですよ!