本当に良いものって?
有機栽培という言葉を見かけます。
有機栽培とは、科学的に合成された肥料や農薬を使用しないこと、並びに遺伝子組み換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業と定義されています。
有機野菜と聞くと「安全、安心でおいしい野菜!」をイメージされる方が多いんじゃないでしょうか?
でもこの有機栽培は日本では全体の0.4パーセントにすぎません。
ほとんどが化学肥料や農薬を使用して作られていることになります。
無農薬栽培は、農薬を全く使用しない栽培法法を指しますが農薬を全く含まない野菜を想像される方が多いんじゃないでしょうか?
土壌に農薬が残っていたりほかの畑から飛散することもあります。これを証明する機関がないので誤解を招かないように「無農薬」と表示することを禁じています。
スーパーで売られている野菜は「有機野菜」や「オーガニック」などと表示されている野菜はほとんど見かけません!
販売している店があったとしても値段が非常に高い。
0.4パーセントしか生産されていませんからね。
今まで野菜の話をしましたが家でも同じことが言えます。
「無添加住宅」や「自然素材の家」など目にしますが、内装材がビニールクロスだったり、フローリングが無垢材であっても人工乾燥や、ウレタン塗装仕上げなんかだと化学物質を出します。なので本当にいいものだと思っていても実は化学物質が放出されている家かも知れません?
本物を見分けるにはなかなか難しいと言えます。
家も長年住まないと良さがわからないなんて方もいますが、材料も自然に育った木材と人工的に育てられた木材では育った環境で大きく違います。
本当に体に良い家って少ないです。コストと手間がかかりますからね。
いいものってなかなか流通しないものかもしれません。