曖昧な言葉が自然素材?
「自然素材をふんだんに使用しています!」と広告なんかで目にしますけど説明できますか?
自然素材と言っても種類もいろいろだし自然素材とうたっている物にもカビを生やさない様に樹脂を混ぜ込んで作っているものもあります。樹脂は化学物質を含んでいますので自然素材とはいいがたいです。
木でも同じことが言えます。木も大きく分けて2種類に分類できます。これは乾燥方法のことです。
「自然乾燥」と「人工乾燥」の分かれます。
自然乾燥とは木を伐採してそのまま自然の状態で乾燥させるものです。伐採した木は多くの水分を含んでいます。
これを約13パーセントぐらいまで水分を落としていかなければなりません。
針葉樹なら約3年ぐらいで広葉樹になると5年以上かかると言われています。伐採してから商品になるまで相当の時間と手間がかかります。
木の油分を残して本来の木の持つ性能を引き出そうとするなら自然乾燥しかありません!
これとは反対に人工乾燥は気を伐採してから機械で強制的に水分を抜く乾燥の方法です。
人工乾燥することにより木の本来持つ油分が抜けてしまい木の持つ本来の手触りや香りが失われてしまいます。
自然素材といっつてもくくりが大きくて非常にあいまいなものです。
自然乾燥材は手間と時間がかかるのでコスト面でも高くなります。その反面木の持つ本来の効能を発揮してくれます。これに対して人工乾燥の木はミイラとでも例えるのがいいかもしれません。中身が死んでしまっています。
このように乾燥一つにしてもすべて自然素材として扱われています。
お客様には難しいと思われると思います。売っている営業マンもそんな事全く知らないて方がほとんどですから。
結局のところ自分で質問して答えを導き出さないと分からないことになります。
もみの木ハウスのもみの木は自然乾燥のもみの木になります。
使用しているすべての材料を説明できます。