お客様の要望?
「ここにニッチ付けられますか?」とお客様の質問しかも工事中の質問です。
ほとんどの会社営業マンや現場監督なんかだと「ええ出来ますよ!」と二つ返事で返ってきます。
しかも追加料金も発生します。お客様の要望なので仕方ないなって感じでしかもしっかりと追加料金の請求も来ます。現場からすると慌ててしまいます。急に仕様の変更ですからね。現場の職人は図面通り進めていきますから急な変更にはテンションを下げてしまうでしょう。
これはごく一般的な会社の話ですけど。
もみの木ハウスでは全くスタイルが異なります!なのでそんな要望には全く応じません。
ニッチってつけられる場所が限られてきますからね。構造計算した上で耐震等級3の建物だとすると筋違いも多くなります。そんな壁にニッチをつけるとなると筋違いを痛めたりしないと付かないわけです。
また偏心率も悪くなりかねません。なので自分はその様な事を全くしたくないのでしません!
ニッチのために耐震性能を犠牲にはしたくありませんからね。
ニッチや飾り棚を考えるときはそこに何をお客様が飾られるのだろう?と考えながら決めます。
例えば玄関では土間からの高さや奥様の目線の高さなんかをイメージして高さを決めます。
リヴィングでは家族写真を飾ったり良くされるので場所や高さもそこをイメージして決めることになります。
寝室や子ども部屋では個人のプライベートルームになるわけですから個人的な趣味の世界になりますからそこを考えて決めるわけです。
ニッチや飾り棚は打ち合わせはしません。お客様の生活スタイルや家族を見て決めることにしています。
そしてなりより大切なのが構造です。ニッチや飾り棚を優先するあまり構造が弱くなってしまうと本末転倒となりますのでプロの目から見るとそんなことは致しません!