本物を知っている?
本物を知っている!って人はどれぐらいいるんだろう?
何て疑問に思う事があります。ここで言う本物とは建築のことです。
お客様の中でも使用する部材や材料や仕上げ材なんか勉強されている方もおられます。でもほんとの意味での「本物」を分かっている方なんてほとんどいないと思います。
職人や現場監督や設計士でさえも本当のことなんて知らない人のほうが多いですから。
最近多い自然素材を売りにしている会社や設計事務所本当に本物を使っているのか?て事です。
例えば床材の場合では、建築会社が仕入れるのは材木店になります。この材木店は商社から材料を仕入れます。
商社は建材メーカーから仕入れます。建材メーカも色々ありシート貼りの人工物が得意な会社や無垢を使った会社もあります。会社によって強い部門と弱い部門に分かれます。それはさておき無垢材のフロアーで考えてみます。
建築会社ではカタログやサンプルでフロアーを決めます。その時説明はありますか?って事を聞きたいのです。
ほとんどの会社がカタログやサンプルで決めて何処産の材料で何処の国で加工したや塗装はコレコレを使ったいます。という説明は全くありません。フロアーで色やイメージで選ばれていますからね。
しかも大量生産するために人工乾燥(機械で木の水分を抜く)のため木の本来持つ機能を殺してしまします。
ほとんどの方は自然乾燥と人工乾燥なんて気にしません!単なる床材としか思わないからですね。
自論から言えば自然乾燥こそが本物の木であるといえます。
でもなぜ自然乾燥が激減したのでしょう?
自然乾燥するには莫大な時間と手間がかかります。なのでコストの面からみても高くなってしまう。
どうしても本物が敬遠される様になってしまいました。
「自然乾燥の無垢材ですよ!おまけに柾目ですよ‼」なんて胸を張って進める会社があるでしょうか?
もみの木ハウスの床材は、マルサ工業さんのもみの木になります。
自然乾燥の無垢材で、柾目になります。