家の考え方は時代とともに変化します

家の考え方は、時代に応じて変化していきます。
家の価格もずっと上がり続けていますし、昔のように何代にも渡って暮らし続けることもなくなって、核家族が増えてきました。いまや大家族が少なくなってきています。
それに伴って、家の考え方も変化しています。
昔の家は、床の間とお仏壇があり、二間続きの和室が家の一番いいところに造られていました。ですが、コロナがあってからはお葬式も家族葬になり、家で法事をしても、親戚が集まることもほとんどありませんので、昔の大きな家では部屋が有り余って、実際に使用している生活空間は限られたものいなってしまっています。
実家も、昔ながらの家で玄関を入って二間続きの和室があり、玄関の右側には今や全く使用することもない応接室があります。昔はお客さんが来たときに使用していましたが、現在ではリビングにお客様が来ますので、全く使用することが無い部屋になってしまっています。
昔はそれが当たり前だったのが、現在では生活様式や家族構成が異なってしまったので、家もそれに伴って変わって来ています。
核家族が増えて、家に来る人も気を遣う人なんてあまり来ることがありませんから、客間や和室が必要なくなってきています。
しかも、子どもも進学や就職で家を出ると帰ってくることはありません。
子どもが巣立ってしまうと、夫婦二人だけの生活になります。
子育てをしてる期間よりも、夫婦二人きりで過ごす期間のほうが、遥かに長いことになりますので、大きな家は不要だといえます。
大きな家に暮らすと、家が大きな分だけメンテナンス代が高くなりますし、掃除をする面積も広くなります。何よりも使用しない部屋がたくさん存在することによって、無駄な空間にお金をかけてしまうことになります(汗)
そこで初めて、こんな大きな家はいらなかっと後悔することになります。
子どもたちと一緒に暮らすのであれば、大きな家も必要になりますが、自分たちが親と一緒に暮らすことをしないのに、子どもが一緒に暮らすはずがありません。
自分も子どもたちと暮らすことなんてしたくはありませんからね。
気を遣う生活は誰もがしたくはないと思っているからです。
そこにマッチした家をつくることが、今は望まれています。
時代とともに家づくりも変化していきますので、時代に合った家を建てていくことになりますが、今の時代では合っていても何十年も先になると、また家の考え方も変わるのかもしれません。
ただ言えることは、暮らす自分たちが快適に暮らせる家でないといけないということです。
暮らすのに我慢したり家に苦労させられる家ではダメだといえます。
一生暮らす家だからです。
沢山ある中から一社しか選ぶことはできませんので、その辺はしっかりと考えて家を建てるべきだといえます。












