あやふやな言葉

木や自然素材はいいといわれるけれども、何がどういいのかはわかりません。
はっきりとした明確なものがありませんので、暮らす人にとって、どういいのかなんて誰もはっきりと理解することなく、何となくいいというイメージだけで使用しています。
一番多く建てられている家が、新建材とビニールクロスで出来た家になります。
人工的につくられたものになりますので、空気中に化学物質を揮発するものになります。
それに比べて、木や自然素材ははるかにいいと思われてはいますが、何が新建材やビニールクロスに比べていいのかということを、明確に説明出来る人が正直言ってほとんどいません。
何となくいいから使っているとか、ビジネスツールとして使っているほうが多い。
木や自然素材を使ってさえすれば、健康に暮らせたりすると思われているからです。
木はものすごくたくさんの種類があります。大きく分けて針葉樹と広葉樹に分かれます。そこから更に何科があり、そこからさらに何属に分類されます。そのように、ものすごくたくさんある木の中から選んで使用することになります。
木にも色んな性質があって、木ごとに出す成分も違えば、木自体の硬さも木ごとに異なります。
沢山ある木の中から、自分たちの生活にマッチした木を探すことはせずに、見た目や価格で決めることになっています。木が本来持つ効能で使用することはしないのが現状です。
スマホを買うときには、使い勝手や機能などを見て判断することになりますが、木を決めるときには、木の性能で判断することはありません(汗)
そもそも、現在流通している木のほとんどが、人工乾燥された木になりますので、木が本来持っている効能を発揮することが出来ない木になっています。
木は、伐採された時には沢山の水分を含んでいますので、木が含んでいる水分を約12パーセントぐらいまで乾燥しないといけないのですが、水分を乾燥させるのに機械で熱を加えて乾燥させる人工乾燥が、ほとんどになります。
熱を加えることによって、木の細胞が壊れてしまいますので、木本来も高価を発揮することが出来ないうえに表面を塗装することによって呼吸することも出来ませんので、効果がないものに高いお金を払っていることになります。
だからあやふやな言葉で押し切らてしまうことになります。
しかも、木や自然素材を使用する量が明確に定められてはいません。使用する量は、お客様の予算次第になっています。お金がある人にはふんだんに使用して、お金がない人にはそこそこしか使用しません。
そうなると、効果なんて全く無視されています。
本当は、効果や使用する量が明確に定められているのが当たり前なのですが、そもそも基準が存在していないからあやふやなものになっているのでしょう。
もみの木ハウスでは、使用する木はもみの木一択になります。使用する量も明確に定められています。
暮らす人にとって、メリットが沢山あるから使用しています。だから選択肢が無い家になります。












