地震はいつやってくるかわからない
地震は、いつやってくるかわからないです。いつどこで起こるかもわかりません。
いつ地震が起こっても大丈夫だといえる人はどれぐらいいるのか??
地震に絶対はありません。災害に備えて準備しておくことしかできません。
今年の四月から、木造建築物でも構造計算が必要になり家の性能が数値化されました。家の性能がわかるようにはなりましたが、まだまだ地震に対して強い家は少ないです。
耐震等級1~3までで3段階に分かれています。
耐震等級1が、阪神淡路大震災の揺れに耐えうる強さですが、熊本地震のように!余震の後に本震が来ると崩壊してしまうリスクが高まります。
耐震等級2が、耐震等級1の1.25倍の揺れに耐えうるように設計されています。
学校などの公共施設は、この基準を満たさないといけません。
耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の揺れに耐えうるように設計されています。
警察署や消防署は、この基準で設計されています。
構造計算をしているから大丈夫ではありません。耐震等級によって、耐えられる揺れが異なってくるからです。
年々、耐震等級3の家が増えては来ていますが、それでもまだまだです。
これから、家を検討される方は、耐震等級3が最低条件で考えるほうがいいのではないでしょうか??
耐震等級は、設計段階からしないと、工事が始まってからですとどうすることも出来ません(汗)
耐震等級を家が建ってから上げるとすると、ものすごく費用が掛かることになります。
古い家を耐震診断して、耐震補強するとなると相当な金額が必要になりますので、そのままで生活している人も多い。
これから家を建てるのであれば、耐震等級3が最低条件となるぐらいで考えるほうがいいです。
近い将来、南海トラフ巨大地震が起こるといわれていますからね。
どれほどの大きさなのか誰にも想像できません。予想では相当な被害が出るといわれています。
もみの木ハウスでは、全棟が耐震等級3で家を建てています。
耐震等級3だけではなくて、家のねじれも数値で表すことが出来ます。
これが偏心率で、建物の重心と剛心のずれを数値で表してものになります。
重心と剛心が近ければ近い程、家が安定していることになります。
基準が0.3以下になっているのですが、もみの木ハウスでは、さらに厳しい0.2以下で設計しています。
偏心率は、数値が小さくなるほど家の性能が良くなります。
他にも耐力壁をバランスよく配置するように設計しています。窓も大きな窓よりも小さな窓を付けることで、より地震に強い家になっています。
地震が起こらないとわからないことになりますが、起こった後ではもう遅い。
地震はいつやってくるかは誰にもわかりませんので、普段から備えておかないといけないといけません。