木はいいです!!
木はいいです!!誰もが信じて疑わないことになります。
木なら何を使ってもいいと思われることになりますが、実はここに建築業界の不思議が存在しています。
木はいいものというのが当たり前だと思われていますが、本当のところ、そうではありません。
木が本来持つ性能をフルに活かすためには、乾燥方法や製材の方法によっても大きく異なることになります。
一番重要になるのが、乾燥方法になるのですがそこを重要視していない方が多い。
木が伐採された時には、たくさんの水分を含んでいますので、商品として使用できるのには、木が伐採された時の水分を約12パーセントになるまで乾燥させないといけない。木が本来持つ水分を乾燥させるのには、機械で熱を加えて水分を乾燥させる人工乾燥と、自然に水分抜けるのを待つ自然乾燥の、二種類しかありません。
人工乾燥は、熱を強制的に加えて水分を乾燥させることになりますので、木の細胞が熱で壊されてしまいます。なので、木が本来持つ性能を発揮さることができません、
暮らす人にとって恩恵を与えてくれるのか??
暮らす人にとって恩恵を与えてくれるのかによって生活自体が大きく変わることになりますからね。
木が本来持っている性能を発揮することなんてできません。
木は調湿すると言われますが、本当に調湿する木は自然乾燥された木しか調湿なんていたしません。(汗)
一方、自然乾燥された木だとはいいと思われますが、製材方法で異なることになります。
大きく分けて柾目と板目になるのですが、柾目と板目では効果が全く異なります。
柾目は、寿司桶やお櫃の用途に使われて、調湿する目的で作られていますが、板目は酒樽や醤油樽の用途に使用されています。
酒や醤油が漏れ出さない様に、板目の材料を使用して作られています。
板目材を使用する目的は、漏れない様に作られていますので、つまり調湿しない目的で使用されています。
木は乾燥方法と製材の仕方で、効果が全く別の物になります。
木も、目的を持って使用しないと、全てが同じ効果があるとはいえません。
木ならなんでもいいと思われていますが、乾燥方法と製材の仕方で、全く別の物になります。
木を使用するのであれば、どの様な効果があるのかを知った上で使用しないと、恩恵を受けることができません(汗)
効果がない物にお金を支払うことになってしまいます。
効果がある物にお金をかけるのならばいいのですが、本当はそうではない木を使用していることの方が多い。
何故なら流通しているほとんどの木が、人工乾燥された木になるからです。
木はいいです!!と言われていますが、乾燥方法と製材の仕方で、効果は大きく変わることになります。