家の空気環境は重要です
家の空気環境は重要ですが、実は空気のことを考えて家を建てる人はものすごく少ない。
食べ物や水には気を遣っていても、空気には気を遣わないからです。
空気は無色透明で汚れているのかどうかなんて見分けがつきません。唯一わかるのがニオイになります。
でも生活してるうちにその家独特の臭いがするようになるのですが、暮らしている人からすると毎日かいでいるニオイなので、臭いは気になることがありませんし、臭いが気になっても少しするとすぐに慣れてしまいます。
むしろ自分の家の臭いは落ち着くニオイになります。しばらく家を空けていて家に帰ってきて、玄関を開けると我が家のにおいがします。家に帰ってきたとニオイで実感することになります。
ニオイは記憶を呼び起こすトリガーになります。
生活してるうちに色んなニオイが衣類やカーテンなどに染みついて我が家の臭いになるのですが、決してキレイな空気環境ではないですからね。
家に使用されている内装材も、人工的につくられたものが一番沢山使用されています。
新建材やビニールクロスといったものは、空気中に化学物質を揮発させますので、家の空気はきれいとは言えません。基準値が定められていてそれ以下ではありますが、空気中に体に良くない物質が揮発していてその空気を体内に取り込む生活を続けることになるからです。
他にもプラスチック製品や家電などからも化学物質は揮発していますからね。
いわゆる新築のニオイは、新建材やビニールクロスから化学物質が空気中に揮発したニオイになります。非常に危険なニオイになりますが、「新築のニオイがする!!」と訳も分からずに喜んでいる人もいるぐらいですからね(汗)
生まれてから死ぬまで人はずっと空気を吸って生活します。家にいるときぐらいはキレイな空気を体内に取り込んで生活したいと思いますが、現実はそうではありません。
一日に15000リットルの空気を吸って生活していますので、家の空気環境はものすごく重要になります。
人が体内に取り込む化学物質は食べ物が約7パーセントで飲みものが約8パーセント。空気が約83パーセント。残りが皮膚から入ってきます。
これを見るといくら食べ物や水を気にしていても、家の空気環境が悪いと健康には暮らせないということになります。
家づくりを根本から見直さないと大変なことになります。
化学物質を含んだ空気は重いので、床の方に溜まります。なので、小さな子どもほど影響を受けやすくなります。
生まれてから死ぬまで一生吸い続ける空気なので、綺麗な空気環境の家で暮らすことが重要になるのですが、現実はそうではありません。
健康に暮らしたいのであれば、キレイな空気環境の家に暮らすことが重要になります。