何処にお金をかけるのか
家を建てるときに、どこにお金をかけるのかによってどんな家が建つのか全く違ってきます。毎月に支払う光熱費や家にかかってくるメンテナンス費も変わることになります。家を建てるときに今の現状で家を考えるのではなくて、何十年先のことを考えた上での家づくりが、必要になってきます。
誰もが安い家にこしたことは無いと考えるのですが、安い家には安いだけの理由があります。
性能がいい家はどうしても高くなってしまいます。
家の価格は性能に比例することになるからです。
快適に暮らすためには、家に投資をする必要があるからです。
家の性能が悪いと、夏は暑くて冬は寒い家になります。
そうなると、光熱費が必然的に高くなってしまいます。
家の中の温度が外気の温度変化によって、大きく影響を受けますので、冷暖房費にかかるお金がかさんできます。
ガス代や電気代が高騰していますので、家計を圧迫することになります。
これが一生払い続けることになりますので、支払う金額はもの凄い額になります。
しかも各部屋ごとの温度差も大きくなりますので、各部屋ごとに冷暖房器具が必要になります。何よりも部屋ごとで温度差が大きくなりますので、家にいながらヒートショックや熱中症のリスクが高い家に暮らすことになりいます。
快適に暮らせるどころか、我慢しながら暮らすことになる上に、命の危険と背中合わせで暮らすことになるからです。
家に使用する材料も、劣化が早いものを使用するとメンテナンスが必要になるのが早くなりますので、それだけお金がかかることになります。
外壁が一番よくわかるものになるのですが、安い外壁材を使っていると、10年を過ぎたぐらいから劣化が始まり、営業マンがひっきりなしにやって来ます。
仕方なく外壁を塗り替えることになります。
これが、30年メンテナンスが不要であれば、30年の間に2回から3回外壁を塗り替える家と、1回しか塗り替えなくて済む家では、メンテナンスにかかる費用が全く違ってきます。
1回のメンテナンス費が150万だとすると、3回すると450万もかかってしまいます。
1回の家と3回の家では、300万も差が出てしまうことになります。
どんな家で暮らすかで生涯支払う金額が大きく異なることになります。
払うお金が少なくて快適に暮らせる家が理想です。
最初に支払う金額だけですべてを決めてしまうと、暮らしだしてから後悔することになります。
そうなると一生後悔しながら暮らし続けることになります。
誰もそうなるとは思わずに、家を建ててしまっていることのほうが多い。
家は建てて終わりではありません。ずっと何らかのお金が必要になります。
快適に暮らすためには、最初に家の投資するお金が必要になります。
最初に投資して、あとあと快適に暮らせますからね。
一生で家にかかる金額は最初に投資しておく方が、安く済むことになります。
家を売却するのにも性能住宅と何もない家では、価格も変わりますからね。メリットとデメリットを考えて建てることをお勧めします。