バランスが重要です
家づくりにはバランスが重要です。
何か一つだけに特化しても、それでは全てがうまくいくことはありません。
全てが整って機能することになるからです。
野球でもラグビーでも、すべてが同じポジションで同じ仕事をすることはありません。
各々がポジションが決まっていて、一人一人の仕事も異なってきます。
野球だとピッチャーや、キャッチャー内野手や外野手と、守るポジションもすべて分かれています。
ピッチャで4番バッターばかりでチームをつくっても、うまく機能することはできません。
ラグビーも各々ポジションが決まっていますので、各自の仕事を専門的にこなさないと、得点することが出来ません。すべてがうまくかみ合ってこそ得点に結びつくことになるからです。
家も同じことがいえます。
何か一つだけ、ずば抜けて特化していてもそれだけではうまく機能することはできません。
断熱性能をいくら良くしても、サッシの性能を何も考えなかったり、せっかく高性能の断熱材を使用して高断熱の家を建てても、冬は、サッシから熱が逃げていくことになります。夏は、サッシから熱が部屋の中に入ってきます。
そうなると、夏は暑くて冬は寒いと感じる家になってしまいます。
せっかく今まで暮らしていた家が、夏は暑さに冬は寒さに悩んでいたのが解消されると思っていたのが、暮らしてみると、そうでもないと感じることになります。
家は完璧にいい性能にしているのに、冬になると靴下にスリッパでの生活を強いられる家があまりに多い。
理由は簡単です。
床材が冷たいからです。
床材が暖かく感じられるものでは、靴下やスリッパで生活する必要はないのですが、床が冷たく感じてしまうので、どうしても靴下とスリッパが無くてはなりません。
素足では暮らすことなんて出来ない。
床が冷たく感じると体感温度も冷たく感じてしまいます。
一番沢山使用されているフローリングは、カラーフロアーになります。表面が傷が付きにくいように、硬く加工されています。硬いものは、熱伝導率がいいので、足の裏から熱を奪いやすくなります。なので、硬いフローリングは冷たく感じてしまうことになります。
そこを理解して家づくりをしている人は、ほとんどいません。
性能だけを重視すれば家は良くなると考えているからです。
家の性能もそうですが、床材で体感温度が大きく変わりますので、床材を甘く見ていると大きなしっぺ返しを食らうことになります。
もみの木ハウスでは、一年中素足で暮らせる家になります。
床暖房も全くなしで素足で過ごすことが出ますからね。
家づくりはバランスが重要になります。
何か一つ欠けてしまうと、そこがウイークポイントとなってしまいますので、家全体のことをしっかりと考えて建てないといけないのですが、お客様が判断するのは非常に難しい。プロでも自分が建てている家には暮らしていない人がほとんどになりますので、自分たちが建てている家の性能なんて本当に理解しているはずがない。
そこに、すべてをゆだねるのはあまりにもリスクが大きいとは思いませんか??
失敗したくないのであれば、ご自身の五感を研ぎ澄まして感じることがいいです。
もっとよくわかるのが、実際に建てて住んでいる人の家を見学して、お話を聞くことが間違いがありませんが、なかなか住んでいる家を見学することなんて出来ませんからね(汗)
もみの木ハウスでは暮らしている方の家を見学することが出来ますし、家を設計している自分も、もみの木ハウスに暮らしていますので、家の性能は良く理解しています。なので、もみの木が一番効果を発揮できるようにプランを作ることが出来ます。