地震の備えは家を建ててからでは遅い
阪神淡路大震災から30年が過ぎました。
30年の間に大きな地震が沢山ありました。
近い将来、南海トラフ地震が起こるともいわれています。
地震への備えは大丈夫でしょうか??
どれだけしても絶対に安心ということにはなりませんし、いつどこで地震が起こるかは誰にもわかりませんからね。
家の地震に対しての強さは、耐震等級で表すことが出来ます。
阪神淡路大震災の揺れに耐えられる強さが、耐震等級1になります。
耐震等級1の1.25倍の揺れに耐えることが出来るのが、耐震等級2になります。
耐震等級3は、阪神淡路大震災の1.5倍の揺れに耐えられる家になります。
耐震等級も家ごとに異なります。家ごとによって耐えられる揺れの大きさが異なることになりますし、耐震等級3だから絶対に安心が保証されれることもありません。
耐震等級のほかにも家のバランスを示す偏心率というものがあります。
偏心率とは、建物の重さの中心と(重心)と、強い揺れや風に抵抗する耐力壁の強さの中心(剛心)を計算し、重心と剛心のずれを示した値になります。
偏心率が小さければ小さい程、バランスのいい家となります。
偏心率は、0.3以下が良いとされていますが、もみの木ハウスでは、さらに厳しい0.2以下で設計しています。
より厳しい基準をクリアーするためには、耐力壁のバランスや、2階の部屋の下にバランスよく同じ部屋を配置するなど家のバランスを考えての設計が重要になります。
南面に大きな掃き出し窓を沢山つけると、明るくて眺めも良くなりますが、耐力壁をバランスよく配置することが出来ません。
熊本地震の時に、南面に大きな窓を沢山配置していた家が、崩壊していますからね。
弱いところに力がかかると、そこがウイークポイントになって崩壊につながってしまいます。
今年の四月から建築基準法が改正になります。今まで構造計算が不要だった木造建築物でも必要になります。
今まで構造計算をせずに建てられていた木造建築が、大半を占めていました。
これから厳しくなって構造計算が必要になりますので、構造計算にかかる費用も必要になります。
何十万もの費用が余分にかかることになりますから。今まで構造計算をしている家が少なかったのでしょう。
もみの木ハウスでは、全棟構造計算をしています。建築基準法の改正に伴って慌てることも全くありません。
もみの木ハウスでは、全棟が耐震等級3です。偏心率は0.2以下になっており、制振ダンパーもバランスよく配置しています。
それプラス全棟が長期優良住宅になります。
耐震等級3だけで安心だとは言えないからです。