ぼんやりとしたイメージで判断していませんか?
ぼんやりとしたイメージの世界での判断が、建築業界ではあまりにも多すぎます。
たくさんある材料の中から一つだけを選択することになります。
すべての物をお客様が決めないと前には進んでいかないシステムを構築している家づくりがほとんどです?
今の建築業界の常識になっています。
それだけ家づくりに対しての選択肢が増えていることになります。
選択肢が増えたことによって、いろんな工法の家が出ていますし、家の性能もいいものから悪いものまですべてラインナップされています。お客様からすると、選択肢の幅が増えて、自分たちの好みやライススタイルに合った家を選択すればいいのですが、家を提供する側からすると、全てにおいてお客様に決めていただくスタイルですので、商品と商品の組み合わせでパーツだけを選択していただければ家が完成していくことになります。
お客様が選ばれたもので形にしていきます。
今、一番多く建てられている家は、人工的につくられたフローリングや扉など、新建材とビニールクロスで出来ています。この家に関しては家の空気環境や使用している材料の効能を気にして建てているのではありません。
見た目やデザインで判断されていることが多い。
大量生産が出来ますので、コストと工期を抑えることが出来ます。
材料の知識が無くても家が建つことになります。
使用する材料が、新建材やビニールクロスではなくて木や自然素材と売りにしている家では、使用している商品の知識がないと、売ることが出来ないのですが、木や自然素材は体に良いというぼんやりとしたイメージでしか認識されていません(汗)
暮らす人にとって、何がどういいのかなんて説明できる人っているのだろうか??
世間一般にいいといわれているからいいのであって、本当のことは知らない。
木はものすごくたくさんの種類があって、その中でも針葉樹と広葉樹に分かれてその先に何科があり、その先には何属がありますので、たくさんの種類に分類することが出来ます。
もっとわかりやすく言うと、犬でも犬種が沢山ありますので、チワワとかプードルとかビーグルとか種類はたくさんなる中で「犬です!!」と言って売っているのと同じになります。
この犬が欲しいで買うのですが、家の場合この木がいいではなくて、木なら何でもいいように感じてしまう。勧める側も知識がないがゆえに沢山の選択肢の中からお客様に選んでいただくという形になるのでしょう。
予算に合わせるためにも、幅広い商品が必要になってくるのでしょう。
人が生活するうえで、いい効果を与えてくれる木もあればそうでもない木もあります。
そこを知らずに使用すれば、体に良いものを使っていると思っていた家も、実はそうではない木のほうが多い。
本当に知っているのであれば、使用する木がどんな効果があって、どれだけ使用すればこのような効果があります。と説明が出来るはずなのですが説明できる人はほとんどいないのが現状になります。
一生暮らす家なので、ぼんやりとしたイメージだけでの判断では危険が多すぎます。
暮らす人に最大限の恩恵を与えてくれるものを使用することで、一生快適に暮らせる家を手に入れることが出来ます。