家の寿命
日本の家の寿命は、非常に短い。
家族構成も変化していますので、自分たちの代だけで暮らせればいいという考え方になっていることも事実ですが、代々長男が家を世襲していくという考え方が、無くなってきているからです。
何代も家を守って暮らしていくためには、家族が代々長く暮らすことが出来る家が必要になっていましたが、今や核家族化が進んで、親と一緒に暮らす家もものすごく減ってきました。
ずっと長男が世襲していくということは、長く暮らせる家が必要になってきますので、百年以上暮らせる家が必要になってきますので、長く暮らせる家が求めれれていました。なので、今もなお健在している古民家のような家が求められていましたが、親と同居する方が物凄く減っていますので、自分たちが暮らせればいいという考え方になってきたのでしょう。それに、ハウスメーカーも人工的につくった新建材で建てる家が多くなってきて、家の寿命も自然と短くなっていきました。
自分も長男ですが、親とは一緒には暮らさずに自分の家を建てていますからね。
もったいない文化が薄れてきたのかもしれませんね。
ヨローッパに比べるとはるかに日本の家の寿命は短いです。
家に対する考え方も大きく異なりますからね。
ドイツでは家が古くなればなるほど高値で取引されます。
古くなればなるほど家の価値が上がっていくシステムになっています。
新築の家よりも、中古住宅のほうが高値で取引されますので、家の買い替えが簡単になります。日本では、一度建ててしまうと、時が経つにつれて家の価値が下がっていきます。家が古くなったり家族構成が変化したりして、今住んでいる家を売却して新しい家を建て替えるなんてことはなかなかできませんからね(汗)
長く暮らせる家にこそ価値があるのであれば、一度建てると売却するときにも同じ価格かそれ以上になっていると、躊躇することなく新しい家を建てることが出来ます。
でも日本ではこの逆になっています。売却しても建てた時よりも家の価値が無くなってしまっていますので、土地の価格にしかなりませんなんてことがよくある話になります。
家が古くなってしまうと、土地の価格から解体代を差し引いた金額になりますので、解体代を差し引くとそんなにお金が残らないことのほうが多い。
長く暮らすことが出来ない上に資産価値も無くなってしまうと、ずっと貧乏をし続けることになります。
長く暮らしても、家自体に価値が付いて高値で売却できるのであれば、価値がある家になります。子どもたちに資産として残すことが出来ます。
長く暮らせるから何代にもわたって暮らすことが出来ますし、子どもや孫たちが暮らさないのであれば賃貸として貸すことも出来ます。売却しても手元にお金が残りますので、誰もが喜ぶ家になります。
日本の家の寿命は非常に短いので資産として残すことが出来ません。
長く暮らせて資産として残る家を建てることが、これから重要になってきます。