見た目倒しか本物か
建築資材はもの凄い商品があります。
沢山ある商品の中から本当にいいものをチョイスして使っているのか??
ここが一番重要になるところでありまして、どうでもいいような商品を使用しているケースがあまりにも多い。
家の考え方や、使用する材料で暮らす人にとっての環境も、大きく左右されることになります。
自然食品ブームになるぐらいですから、家も自然素材で造りたいと考えられる人もいるでしょうが、自然素材が全て安心であるとはなりません。
自然界に生えているキノコも、食べられるものと食べられないものが存在いたします。
猛毒で食べると死に至るものもありますからね(汗)
健康被害が沢山報告されているアスベストも自然素材になりますからね。
昔の建築現場では、沢山のアスベストが入った建材が使われてきましたので、少しずつ体を蝕んでいき、症状として現れたころにはどうすることも出来ないのが現状になります。
暮らす人にとって悪影響を与えるものであれば決していいものだとは言えません。
いくら見た目が良くても、悪影響を及ぼす商品なら使用する価値がないといえるのですが、本当にいいものは認知されにくいのが、世間一般の常識になります。
少数派より多数派を好む傾向が、日本の世の中にはいまだなお存在いたします。
形だけの偽ものが沢山世の中には出回っていますが、本当のことを知っている人が本当に少ないから、偽物が本物としてまかり通る世の中になってしまっています。
技術の進歩や企業努力がそうさせているのかもしれませんね。
どうしても利益を追求してしまうからですね。
時間と手間を削減することによって、利益を生む方にシフトしていった結果、今の家づくりの本流になってしまったのでしょう。
見た目は本物でも機能面では偽物の資材がたくさん増えています。
木もどきが沢山、世の中に存在することに至ったのでしょう。
見た目の良さだけが重視されて、本当の機能面が重要視されなくなったから、日本の家は張りぼての家が増えていくことになってしまったのでしょう。
本物を使った家を建てると、どうしても家の価格が上がってしまいますので、コストを抑えるためにも偽物のもどき材料が幅を利かすようになりました。
家の考え方が大量生産位に舵をとったからです。地元工務店の家づくりから大量生産できるハウスメーカーに移行していったからでもあります。
本物から偽物に移行していった故に、今までなかったシックハウスなどの新しい病気が生まれることになりました。
見た目が本物でも、暮らしている方には牙をむく材料が沢山使われていますので、長く暮らすためにも、本物の材料を使った家に暮らすことが重要になるのではないでしょうか??
本物を使った家では、長い間快適に暮らすことが出来る家になります。