今年は残暑が厳しい
台風が過ぎてちょっと過ごしやすくなったかと思ったら、すぐに猛暑日が続く予報になっています。暑さ寒さも彼岸までといわれていたのが、10月になってやっと残暑が来るような感じですね。
お盆になると、ツクツクボウシが鳴き始めて秋の空気も入ってきていましたが、年々気温が上昇していますので、涼しくなる気配が全くありません。
今まで熱帯夜で寝苦しかったのが、段々と暑さに慣れぬのか感覚がマヒしたきてのか、25℃だと涼しく感じてしまいます(汗)
それだけ気温が上がっているからでしょう。
これから、年々夏の気温が上昇することが予想されますし、家にいて熱中症になる方もものすごく増えています。
家づくりも昔とは気温も高くなっていますので、対応できる家に暮らさないと命の危険と隣り合わせで暮らすことになります。
日本の夏は湿度が高くなりますので、湿気対策で隙間風がある家になっていました。
断熱材を使うことが少なかったというか、家の設計において断熱性能を重視してこなかった結果、夏の気温が上昇することに対応が出来なかったですし、昔はここまで夏が暑くなるとは誰もが思っていなかったことですからね。
日本の住宅の7割が、無断熱や低断熱の家になりますので、夏に家にいながら熱中症になる方が増えているのはおかしくはありません。
急激な気温上昇に、今までの家では対応しきれないからです。
エアコンをフルにかけても部屋の温度がなかなか下がらない。足元の低いところだけ冷えて天井付近では温度が高い空気が常に居座りますので、部屋の中でも温度差が生まれることになります。
エアコンを付けている部屋だけでもこの状態ですから、エアコンが無い廊下やトイレや脱衣場などでは、温度が物凄く高くなってしまいます。
部屋の温度が下がらないと、エアコンの設定温度も低く設定することになりますので、電気代もものすごくかかることになります。
それでなくても、電気代が高騰していますので、追い打ちをかけるように家計を圧迫することになります。
エアコンを使用する期間も、昔よりもはるかに長くなっています。
秋がなかなかやってこなくて、残暑が続くとエアコンを使用する期間も長くなります。
年々暑くなっていくと、もっと過ごしにくくなります。
家の断熱性能が悪ければ悪い程、夏暑くて冬は寒い家になります。季節を感じながらの生活になります。
2025年から断熱材の基準が変わりますので、性能が悪い家を建てることが出来なくなってしまいます。国が、断熱性能のいい家を造って、これからの地球温暖化の対策を考えてのことになります。
断熱性能がいい家だと、エアコンをフル稼働させることなく家の温度を快適にしてくれますし、CO2の削減にもつながりますからね。
もみの木ハウスでは、断熱性は以前から楽にクリアーしていますので、基準が変わっても全く問題がありません。
今年の夏も我が家ではエアコン一台で快適に暮らせています。
設定温度も28度ぐらいで、家全体が快適な温度になります。なので、まだまだ家のスペックには余裕があります。
これからもっと暑くなることが予想されますので、断熱性能はしっかりと考えての家づくりをしないと、これからの暑さに対応することが出来なくなってしまいます。
断熱性能を上げるのと同時に、気密性能も一緒にあげないと、断熱性能がいいだけでは快適な家にはなりません。これからは性能住宅を建てている会社でないと、対応しきれない部分が増えてきますので、お客様の方も家の本質を見極める力も必要になってきます。
これからもまだまだ残暑が続きますので、性能のいい家に暮らすことが、健康に暮らせる秘訣になります。