えっ??その木調湿していますか
家の中に使われているものは調湿する物なのか??調湿しないものなのか??はっきりしたことは分かりません。が本音になります。
見た目は木のように見えるけれども、実は、本物の木ではないものも沢山存在します。
フローリングやドアや窓枠など、木のようには見えますが、工場で人工的につくられた加工品になります。
ベニヤや下地材の上にシートを張ったり。0.何ミリぐらいに薄く削った木を下地に張り付けて人工的につくるものが、一番多く内装材には使用されています。
本物の木ではありませんので、調湿することなんて出来ません。
調湿するどころか、化学物質を空気中に揮発しますから、そこで生活する人にとっては、決していいものであるとはいえません(汗)
大量生産が出来て、コストも抑えることが出来ますので、一番使われることになります。
一番ポピュラーな商品になります。
本物の木だと信用している人さえいますからね。見た目は木になっていますからね。
本物の木でも、調湿する木としない木が存在することになります。
木ならどんな木でも調湿することが、世間一般的に認知されているとことになりますが、実は本当に調質する木は限られています。
木が調湿しないのではなくて、木を乾燥する方法や製材によって、調湿する木と調湿しない木に分かれることになります。
自分の家に使われている木は、調湿すると思い込んでいても、本当は調湿なんかしていないことのほうが多い。
木を伐採したときには、約70パーセントぐらいの水分を含んでいます。木の持つ水分を12パーセントぐらいまで乾燥させないと、商品として使用することが出来ません。
伐採したときの、木が持つ水分を乾燥させるのに、自然に任せて乾燥させる方法の自然乾燥と、熱で強制的に水分を乾燥させる人工乾燥があります。
現在、流通しているほとんどの木が、人工乾燥です。
熱によって木の細胞が壊されてしまいますので、木、本来の機能を発揮することはできません。
自分の中にため込んだ水分を、湿度が低くなると放出することが出来ません。
つまり、調湿することが出来ない木になります。
自然乾燥は、時間をかけて自然に乾燥させる方法です。木の細胞を壊すことなく乾燥することが出来ますので、木本来の機能を損なうことがありません。なので、調湿したり消臭したりと暮らす人のためにアシストしてくれます。
製材も板目と柾目では効果が大きく異なることになります。樹齢60年ぐらいの木では、板目にしか製材することが出来ません。柾目に製材するには、樹齢150年以上は必要になってきます。
自分たちが使用しているもみの木は、樹齢150年から300年ぐらいのものになりますので、柾目に製材することが出来ます。そもそも柾目に製材すると使用できない部分が多く出ますので、柾目自体はものすごく高価なものになってしまいます。
板目よりもはるかに高価なものになります。
木はどんな木でも調湿すると思われていますが、実はそうではありません。
使用する量も木によって本当は異なりますが、木を使えば使うほど、体に良いと思われがちですが、使用量を間違えると痛い目に合うことになります。
木も色々で、すべてが暮らす人のためにアシストしてくれるとは限らないということです。