今の現状での考え方では後悔します
今から家を建てようと考えて、今の生活スタイルの現状で物事を考えると、先々で後悔することになります。
現在の家族構成で家づくりをしてしまうと、家づくりが失敗したと感じることになります。
何十年もの長い住宅ローンを払い続けていくのですが、住宅ローンが終わるころには、家も古くなって大規模なリフォームをするのか、また新たに新築に建て替えるのかの岐路に立たされることになります。
いずれにしても、日本の住宅では100年もの間住み続ける家なんてそう多くはあません。
多くは35年を過ぎたころに建て替えになったり、相続しても解体して建て替えることになります。長く引き継いで暮らせる家は少ないといえます。
時とともに家族構成も変わることになりますからね。
子どもが小さくいて、これから子育て真っ只中では、子どもが成長していくので、部屋が当然必要になると考えるので、大きな子ども部屋をつくってしまうことになります。
子どもが部屋を使いだすのは、中学生になってからが多いです。高校を卒業して進学で家を出てしまうと、子ども部屋は空き部屋になってしまいます。
一度家を出てしまうと、なかなか帰ってくることはありません。
就職して結婚すると、家に帰ってくるどころか、自分たちの家庭を持つ訳ですから一緒に暮らすことがまずないと考えていいでしょう。
今や共働きが当たりまえになってきています。それに伴って、核家族化が進んでいますので、一度家を出てしまうともう戻ってくることは無いでしょう。
子どもが、自分の部屋を使用する期間は、中学の三年間と高校の三年間で、早ければ六年しか部屋を使わないことになります。
その間以外は、ご主人様のいない空き部屋になってしまいます。
使わない部屋を、大きくとっても無駄なことになります。使わない部屋の掃除までしないといけませんからね(汗)
使わないものに多くのお金をつぎ込んでも無駄になるだけです。
実際、子どもが巣立ってからの方の生活のほうが長くなります。
夫婦二人だけでの生活になります。今の現状で家づくりをしてしまうと、将来こんなに部屋は多くなくてよかったとか、もっとコンパクトな家を建てればよかったと感じることになりますし、そんな声を聞くことが多いです。
タラレバにならないためにも、今の現状での判断は後悔することになります。
人生は長いので、何十年も先のことを考えての家づくりをしないと、年を取ってから苦労することになります。