もみの木の床は水を撒くとへこみが戻ります
もみの木の床は、へこんでも水を撒掛けたりお湯をかけることで、元に戻ります。
先日、OBのお施主様のところにお伺いしたときのお話です。もみの木ワークショップの時にコンテナBOXを組み立てました。床に何も敷かずに、金づちで床をたたいてたくさんのへこみが出来てしまったと。
気付いた瞬間ものすごくがっくりされたそうです(涙)
もう手遅れだとあきらめかけたときに、床に水を撒くと元に戻ると確か言っていたことを思い出しました!!とのこと。
イベント終了後に、へこんだ床に水を撒いて、コーヒーを飲みながらしゃべってること約30分。
床にまいた水が、ほとんど乾いて床の傷を見てみると、見事に復活して床のへこみが全く分からなくなっていたというお話を熱く語っていただきました!!
「もみの木は生きてる!!」と熱く語られていました。
自分も家では経験していますし、大きなへこみだとお湯をかけるとある程度までは復活いたします。最後はペーパーで仕上げたりワイヤーブラシでこすると、わからなくなりますからね。
普通のフローリングでは、補修をしないと水やお湯をかけたぐらいでは、全く回復するどころかシミになってしまいますからね(汗)
もみの木は針葉樹でやわらかい。転んだ時の衝撃を吸収してくれますし、柔らかい分へこみやすいことになります。
使用しているもみの木が柾目になりますので、柔らかい夏目が水を吸収して、膨れ上がることになります。なので、板目よりもはるかに元に戻りやすいのです。
子どもが転んでも硬い床だとケガをするリスクも高くなりますが、柔らかい床だと、けがをするリスクも大きく軽減することが出来ます。
転んだ時にけがをしなくてもいいほうがいいといえますからね。
硬い床は熱伝導率がいいので熱を奪いやすいので、冬は冷たくて仕方がない。
体感温度も下げることになりますので、同じ温度の部屋にいても、硬い床材の部屋では冷たく感じてしまいます。
家に使用するなら、広葉樹の床よりも針葉樹の床のほうが、靴を脱いで家の中を過ごす日本人には合っています。
素足で一年中快適に暮らすことが出来るのが、もみの木のフローリングになります。
湿度の高い季節でも調湿効果がありますので、サラササラとして気持ちがいい。
冬は、一度暖められたもみの木は暖かさが持続いたしますので、素足で暮らせる家になります。
真冬でも素足で暮らしますからね。素足が一番気持ちがいいからです。
もみの木はへこんでも水を撒くと元に戻るのには、たくさんの理由がありますし、それだけ多くのメリットもあります。