家の基準も変化していきます
家の基準も変化していきます。いつまでも昔のままではありません。
阪神淡路大震災以降、耐震基準も決まりました。地震に耐えることが出来るように基準が明確に示されていますが、それだけで安心なのか??ということになります。
基準が決まっているのだから大丈夫だろうと勝手な認識をしてしまいがちです。
昔の家なら大工さんが経験に基づいて、使う梁やケタの大きさを決めてつくっていました。高度成長期には、たくさんの家が建てられていますが、耐震性能が良くないものも沢山存在しています。
大きな地震に耐えることが出来ないものや、耐えたけど大がかりな修繕が必要になると、大きい金額の修繕費が必要になりますし、住むところが無くなると生活するのにも大変になります。
耐震補強をするにしても後からしますので、費用も相当かかることになります。それですべてが安全か??となると、地震が来てみて初めて結果がわかることになります。
最初にしておけば安心して暮らせます。最初の設計段階でしておかなければ、工事が始まってしまってからではもうどうすることも出来ません。基準をより高いものにすることによってかかる費用も高くなりますので、予算を抑える目的で低い基準で建ててしまうと、地震が来たときに耐えることが出来ればいいですが、耐えることが出来なかったのであれば、初期投資よりもさらにお金がかかることになります。家を建てるときにしておけばよかったと後悔することになります。
そうならないためにも、もみの木ハウスの家は全棟耐震等級3+制振ダンパーを入れています。
さらに、全棟で構造計算をしています。木造建築の二階建て以下で500㎡以下の建築物は、ほとんどが構造計算がされていません。構造計算が義務化されてはいませんので、費用もかかりますので、そこまでする必要がないとされるほうが多いのでしょう。
2025年4月から法改正が行われて、構造計算が必要になります。
断熱等級も1~7まであるのですが2025年以降に建築される建物では、断熱等級4以上となり、2030年には断熱等級5以上の義務化が決まっています。段々と性能が悪い住宅は排除されていくことになります。
国が目指しているのが、高性能な住宅になってくるのでしょう。
災害に強くて快適に暮らせる住宅が求められることになります。
地球温暖化の影響で夏がものすごく暑くなってきていますので、家にいても熱中症になるリスクも高くなってききますし、光熱費も上昇していますので家計を圧迫することになります、性能がいい住宅に暮らすと光熱費も安く抑えることも出来ますし、快適に一年中暮らせる家になります。
基準も変化していきますが、基準ギリギリではなく余裕を持っておく方が、安心して快適に暮らせる家に住むことが出来ます。