屋根の材料は何処で判断しますか
屋根の材料は何を基準に判断しますか??
見た目で判断するのか耐久性で判断するのかによっても変わってきますし、値段も異なることになりますからね。
お客様の要望で選択肢が決まることが多い。
屋根材で家の構造も変わることになります。
屋根材は雨から家を守るのですが、家の一番上に乗っかるものになりますので、屋根材の重さを下の柱や梁などで支えることになります。
使用する材用によって家にかかってくる重さが全く異なりますので、重たい材料を使用した家になると、それだけ基礎や躯体に負担がかかることになります。
全ての材料が同じ重さならお御輿のように、たくさんの人で担ぐと一人一人の負担が小さくなりますが、人数が少ない状態で同じお神輿を担ぐと、重たくて一人一人にかかる負担がものすごく大きくなります。
沢山で担ぐと長い時間担ぐことが出来ますが、少ない人数で担ぐと、長時間担ぐことは難しくなります。
家の場合も同じで、使用する屋根材が重たいと、その分色んな所に負担がかかることになります。
屋根を瓦で葺くと、1㎡あたり約50Kgの荷重がかかることになります。
100㎡の屋根だと5000Kgの重量がかかることになります。
家に屋根の材料だけで5tもの重さが乗っていることになります(汗)
カラーベストで2000Kgで2tの重さになります。
ガルバリウム鋼板では100㎡デ500㎏になります。
瓦に比べると、家にかかる重量は1/10になります。
150キロのお相撲さんをおんぶするのと、15キロの子どもをおんぶするのでは、全く異なります。150キロをおんぶすることさえ難しいですからね。自分がつぶされてしまいそうですからね。
家に置き換えて想像してみてください。
一生この状態が続くことになると、家には負担がかかり続けることになります。
そうならないためにも、構造計算をきちんとしている会社で建てないと、地震が来たときに後悔することになりますからね。
自分たちが今建てている家は全棟構造計算しています。
そこで選択するのは、ガルバリウム鋼板になります。大きな地震がいつ襲ってくるかは誰にもわかりませんので、念には念をなるのが当たり前になります。
瓦で耐震等級3をとろうと思うと耐力壁や梁やが大きくなったり柱の数も多く必要になります。
10倍の重さをずっと支え続けないといけませんからね(汗)
見た目で判断するよりも、安全で安心で選択するほうがずっと安心して暮らせる家になります。
これから地震に強い家づくりが当たり前になりますが、そうなる前からしっかりと考えた家づくりをしてますので屋根には瓦は使用しません。
最後は、家族を守れる家がいいからです。