今の現状で決断すると後悔することになります
物事を決断するときに今の現状で判断することと先々後悔することになります。
車の様に今の家族構成で家を決めたのであれば、何十年も暮らす家だから後悔することになります。
車は家族の人数に合わせた大きさになります。
家族4人ならセダンでいいですし、家族が6人ならワンボックスタイプになります。
お金に余裕があるのであれば、セカンドカーのように何台も持つことが出来ますし、車も十年ぐらい乗ると乗り換えを考えますので、そこでまたニーズに合わせた車を買えば済むことになります。
でも家はそんなふうに買い替えることはできません(汗)
人生で一番高価な買い物になります。気に入らないからで買い替えることはできないからですね。
人生は長い家で過ごす時間も一番長くなりますので、家こそが快適で居心地が一番いい場所にならないといけない。
だからこそ目的をしっかりともって建てるべきだといえます。
家族構成も変わりますからね。
結婚して二人での生活が始まって、子どもが生まれて家族もだんだんと増えていきます。
子どもも段々と大きくなってきて、そろそろ家を建てようかなと考えだした時に、今の家族構成で家を考えることになります。
子どもはずっと一緒には暮らすことはありません。
高校を卒業すると進学で家を出ることになります。
一度家を出てしまうと帰ってくることはありません。
ましてや結婚すると自分たちの家庭を築きますので、帰ってくることはありません。
子どもには子どもの暮らしがあるからです。
小学生の時に家を建てて小学校、中学校、高校の間暮らしても6年+3年+3年で12年しか暮らすことがありません。大学を家から通ってもプラス4年で結婚するまででもそう長く暮らすことはありません。
子どもが巣立ってからの生活のほうが遥かに長いことになります。
なかなかそこまで考えが及ぶことがありません。何事もそうですが、今の現状で物事を考えてしまうことになるからです。
夫婦二人きりになってしまうと、大きな家に少ない人数で暮らすことになります。
段々と年を取っていきますので、行動範囲も狭くなりますし、やみくもに広い家だと掃除も大変です。何かにつけても不便いでしかたなくなります。無駄な部屋が多いことに気付きます。
若いころには自分が年を取るなんて考えることはいたしません。
人生の先輩方が、健康の話を自分が若いころにしているのをよく耳にしましたが自分がこんな話をすることはその時には無いと思っていましたが、同じ年代になるとやっぱり同じ話をするようになります(汗)
子どもが巣立った後、こんな大きな家はいらなかったということをよくお伺いいたしますからね。
そうならないためにも、今の現状で判断するよりも将来のことまで考えた家づくりをするべきだといえます。