柾目材は節がなくて高貴な木です
もみの木ハウスで使用しているもみの木は、柾目材になります。
柾目材はまっすぐな筋が入っていて、節がありません!!
建材で多く使われているヒノキや杉やパイン材などは、節が沢山あります。
木の目も板目に製材されていますので、タケノコ模様ががはっきりとしていておまけに節が沢山入っています。
板目は、節が沢山あったり、比較的小さな木だったり根っこ近くのではなく木の上の方の木になるとたくさんの枝が生えていますので、節が沢山混ざることになります。
樹齢60年ぐらいの杉やヒノキが沢山伐採されています。樹齢が若いと柾目をとる量もものすごく少なくなってしまいますので、板目にすることになります。
柾目に製材しようとすると大きな木になりますし、その中から節のない柾目をとろうとするともの凄く大きな木でしかとることが出来ません。
大きな木でも板目をとるほうが、無駄になる部分が少なくなります。逆に柾目ばかりをとると使うことが出来ない部分が多くなりますので、どうしても柾目は板目よりも必然的にコストが上がることになります。
しかも柾目の節がない木になるとなると、もっと高くなることになります。
木の性能も、柾目と板目では大きく異なります。使用する用途が異なることになります。
柾目は調湿する用途に使われますが、板目は水分をためるための用途に使われることになります。
昔から使用するものによって柾目と板目を使い分けていました。
すし桶やお櫃は柾目で出来ていますし、塔婆や絵馬ももみの木の柾目の無節での材料でつくられています。
昔から柾目は高貴な人に使われてきました。
庶民は板目の節の木が使われてきました。
その名残もあって日本では柾目のほうが板目よりも価格が高い。
価格が高いから使っているのではありません!!
柾目のほうが板目に比べてはるかに効果があるからです。
「調湿効果」「消臭効果」「抗菌作用」「忌避作用」「空気清浄」などの色んな機能を柾目は備えているからです。
暮らす人に恩恵があるから柾目を使っていますし、効果がなければ使うことはありません。
暮らす人が、楽になるようにならなければ、使用する意味がありません(汗)
性能が大きく異なることを知っている方は少ない。
木は何でもいいとか木なら何でも同じだと思っている人がものすごく多いからです。
自分も柾目と板目では性能が大きく異なることも理解していませんでしたからね(汗)
昔から柾目は高貴な木著して使われてきましたが、そこにも機能面から見ても今の高気密・高断熱の家には適しているといえます。
そこにプラスとして自然乾燥でないと効果を得ることが出来ませんになります。