自然素材も様々です
自然素材??
何を指しているのかよく分かりません(汗)
体に良いような感じがする。何かいいような感じはしますが、はっきりとは説明することはできませんし、なんだかぼんやりとした感じがい。
自然素材とは木材や紙や草、土や石などの自然の素材でつくられているものとか、人工的な化学物質を使用しない素材とか言われていますが、大きな枠の中で秘匿区営になっています。
サバンナに行って動物が沢山いる中で自然界の動物ですと言っているようなものですね。
ライオンだってシマウマだってヌーやアフリカゾウも動物です。ピンポイントでの事ではなくてものすごく大きなくくりになっています。
その中には危険な生き物も存在しますし、危険ではない生き物も存在します。
自然素材もいいと思って使われていても、そう言われるほど効果がないものもあります。
全く安心できるものばかりが使用されているのではありません。
漆喰や珪藻土などの自然素材を塗るときも施工しやすくするために、つなぎ材(バインダー)を入れますからね。化学物質を混ぜて施工しやすくします。
壁紙を張ると糊にも化学物質が混入しています。良いものといわれていても、果たして本当にいいものなのかって思います。
自分も自然素材マニアになっていたころがあって、色んな木を使って壁や天井は漆喰仕上げの家を造っていました。
漆喰はもともとお城や蔵などの外壁に使用されていました。撥水効果がありますので、外壁として使われていたものです。今でも田舎の家や土部の白壁などに使われています。
土壁の上に漆喰を塗っていたので調湿効果もありましたが、表面に2~3ミリ程度しか施工したどれぐらいの湿気をため込むことが出来るのだろうと考えます。
もともと外部に使用するので撥水材として使われていますからね(汗)
最初の弊社事務所は、漆喰と木で仕上げていましたが、今はもみの木を貼っています。まだ名残で一部漆喰が残っているところがありますが、もみの木と漆喰に霧吹きで水をかけると。もみの木は吸収してしばらくすると乾いてしまいますが、漆喰は表面い水滴が出来てそれが表面を伝って垂れてしまう。もみの木の表面が乾燥しても、まだなお水滴が残っています。
本当に調湿するのか??って思います。漆喰の時はにおいがしていましたが、もみの木を貼ったことで、事務所に入るともみの木の香りがします。色んな複雑に絡み合った何のニオイかはわからないニオイは、しなくなりました。
たまたま並んでもみの木と漆喰が存在していたから試すことが出来ただけで、いいと信じ込んでいたら疑うことなんて全くしなかったでしょうね。
良いといわれているものでも、本当の効果はどれほどの実力があるのかはわかりません。
設計・施工する方の考え方や技量にも大きく左右されることになるのでしょう。
自分はもみの木ハウスに暮らすまで、自然素材の家にくらしていました。
土壁で和室で自然素材の家です。漆喰を土壁に塗って住んでいましたが、家干しでは洗濯物が全く乾きませんでしたし、乾いても家干し独特の臭いが残っていました(汗)
もみの木ハウスに暮らしだしてからは家干しで洗濯物が乾きます。夜干して朝には乾いています。恐るべし!!
自然素材もざまざまです。自分が自然素材を使った家でどんな暮らしがしたいのかによっても、使用する材料や使用する量も変わってきます。施工する会社にもきっちりとした知識が必要になるということです。自然素材を使っておけば何でもいいのではありません。
自然素材も様々で沢山ありますが、自分に合ったものを選択することが一番いいといえます。
あの有名な「アスベスト」も自然素材になるからですね。