体感温度が違うと感じることも変わります
体感温度が変わると感じることも変わってきます。
表面の温度が同じでも、触れてみると感じる温度が異なることがあります。
同じ部屋にある物で、テーブルの天板が木で脚が鉄だと表面温度が同じでも、触ってみて感じる温度は全く異なります。
木の部分に触れると暖かく感じますが、鉄の部分に触れると冷たく感じます。
何故表面の温度が同じでもこのような現象が起きるのか??
熱伝導率によっておこる現象になります。
木は、熱伝導率が悪いので、素手で触れても体温を奪われにくいからです。
鉄は、熱伝導率がいいので、触れた箇所から熱を奪うことになりますので、触った手が冷たく感じてしまうことになります。
家の中で生活していると、熱伝導率の違うもので体感が大きく異なることになります。
鉄と木では明らかに体感が異なることは理解することが出来ますが、木の中でも種類によって熱伝導率が大きく異なることになります。
夏に、熱伝導率のいい木なら触れた瞬間にヒンヤリとして気持ちがいいと感じますが、冬だと体温を奪われることになりますので、冷たく感じてしまいます。
床が一番感じることになります。
直接足の裏が接する部分になるからです。
熱伝導率は、広葉樹と針葉樹によっても異なります。木が固い広葉樹は、熱伝導率がいいので、冷たく感じます。針葉樹は、木がやわらかいので熱伝導率が悪いので冬でも暖かく感じます。
木の種類によっても感じることも異なりますが、床材の表面に塗装をしてあるのか無いのかでも体感温度は変化することになります。
傷つき防止やワックス不要のフローリングの様に、表面がコーテイングされているものは熱伝導率がいいので、体温を奪われやすいので触れると冷たく感じてしまいます。
冬だと靴下を履いてなおかつスリッパが必需品になります。
その対策として床暖房やかマットを敷くことになります。
一番高価な床暖房は初期投資も高いですし、光熱費もかかりますので、かなり余裕のある方でないと故障したときにも、ものすごくお金がかかることになり費用がかさみます。
カーペットを敷くとダニの原因にもなりますし、掃除も大変になります。
自分たちが使用しているもみの木のフローリングは、一年中素足で暮らせる床になります。
針葉樹で熱伝導率が悪いのと、表面が凸凹加工してありますので、素足とフローリングの間に空気層が生まれます。暖かく感じますので素足で暮らせるフローリングになります。
使用する材料で体感温度が大きく変わります。
家は、快適に暮らせるほうがいい。体感しないとわからないことになりますが、真冬でも素足で過ごせる床と靴下にスリッパで過ごす床とではどちらがいいですか??
体感しないとわかりませんが、二つ並べて体感すると違いがものすごくよくわかります。
どちらがいいのかは体感しないとわからないですが、材料でも体感温度は大きく異なることになります。