もみの木ってあのもみの木??
もみの木って、日本の建築では使われることが少ない!!
もみの木と聞いても、一番皆さんが思い浮かべるのが、「クリスマスツリー」になります。
そのもみの木を使って、家づくりをしている会社はほとんどありません。
日本の林業でメジャーな木は、杉やヒノキになりますからね。
戦後植林されて、たくさんの杉やヒノキが山には植えられています。春には、スギ花粉やヒノキ花粉で悩まされる方も、多いのではないでしょうか??
花粉でアレルギーを引き起こします。仕事をしていて、杉の木を切ると、切ったひっこを吸い込んで鼻が出たり目がかゆくなる方もいますからね(汗)
アレルギーを引き起こす原因になります。
ヨーロッパでは、昔からもみの木はクリスマスツリーとして使われています。
冬に湿度が下がって、ウイルスが活発に活動しますので、風邪などひきやすい環境になります。もみの木には、「抗菌作用」がありますので、昔から、もみの木を家の中にクリスマスツリーとして飾るようになったといわれています。子どもや家族を守るための、先人の生活の知恵ですね。
ドイツに研修旅行に行った時に、ホテルやお店の中には生のもみの木が、クリスマスツリーとして飾ってありますからね。町のいたるところで、もみの木が売っていますからね。
日本では、もみの木は、塔婆や絵馬にもみの木が使われています。
かまぼこの板も、もみの木でできています。もみの木には抗菌作用、調湿効果がありますので、適度に湿気を吸収してくれますし、衛生面にも抗菌作用があるので、昔から使われてきました。
最近では、タンスの引き出しに使われることが多い。
昔は桐の木だったのが、もみの木が多く使われているようですね。もみの木の忌避効果があるからです。大切な衣類を虫から守るようにとですね。
日本でも、もみの木は身近なところで使われていますが、なかなか馴染みがありませんし、加工されたもみの木を見ても、これがもみの木だとはわかりません。プロでも何の木か見ただけではわからないほうが多い。
もみの木には、たくさんの付加価値がありますので、暮らす人に恩恵を与えれくれる木になります。今まで自分自身たくさんの木を使ってきましたし、見てもきましたが、もみの木ほど効果を発揮して、人の体に害がない木はありません。
自動的に空気をきれいにしてくれたり、消臭してくれたりといろんな機能がもみの木にはありますので、もみの木ハウスに暮らすと、今までの生活から180度大きく変わることになります。
沢山のメリットがある木なので、使わない方がおかしいと思いますが、杉やヒノキの様に生産量が圧倒的に少ないですので、たくさん流通することがありません。
年間に建てることが出来る棟数も、限られていますからね。認知度も低いことになります。
一般的に、「もみの木」と聞いて思いつくのが、「クリスマスツリー」になるからです。
だから、よく聞かれるのが「もみの木ってあのもみの木ですか??」になります。