木も色々
木といっても、たくさんの種類があって、世界には20万種以上の木があり、その中で日本では約700種類の木があるそうです。
沢山ある木も大きく分けると、針葉樹と広葉樹に分かれます。
針葉樹と広葉樹に分かれてからも何科、何属に分類されます。
もの凄くたくさんの木がある中で、自分たちが使うのもはもみの木オンリーになります。
木なら何でも同じだと思われるのが、一般的な考え方になりますが、木で家の中の空気環境や生活が大きく変わることになりますので、家に使う木は「もみの木」だけしか使わない家づくりをしています。
その中でも、「自然乾燥」で「柾目」のもみの木しか使わない!!
これには理由がありまして、自然乾燥の柾目のもみの木でないと、暮らす人に恩恵を与えることはできないからです。
大きく育った木は伐採されます。
伐採された木は70%ぐらい水分を含んでいます。
水分を沢山含んでいると加工もできませんし、商品として使用することも出来ません。
木の持つ水分を12%ぐらいになるまで、乾燥させないといけません。
乾燥する方法が、自分たちが使っているもみの木の「自然乾燥」と、機械で熱を加えて乾燥させる「人工乾燥」とがあります。
流通している木のほとんどが、「人工乾燥」によるものになります。
人工乾燥は機械で、強制的に熱を加えて木の持つ水分を乾燥させています。
短時間で乾燥することが出来ます。熱を加えて乾燥しますので、木の細胞が壊れてしまうことになります。
一方、自然乾燥は、時間をかけて木の持つ水分を乾燥させていきますので、木の持つ細胞を壊すことがなく、商品として使用することが出来ます。、、本来の機能を壊すことがないので、色んな効果がを得ることが出来ます。
自然乾燥は、人工乾燥に比べ、、時間とコストと手間がものすごくかかりますから、扱う会社が少ない。なので、流通しているものも極めて少ないレアな商品になります。
しかも節がない柾目材になります。
そこまでして使うには理由があるからです。
自然乾燥の、柾目のもみの木を使うことで、「調湿効果」「消臭効果」「抗菌作用」「忌避作用」「空気浄化」な、、暮らしていくうえで沢山の恩恵を与えてくれるからです。
自分も木が好きで、木の家、自然素材の家といわれる家をたくさん造っては来ましたが、自分自身が、もみの木の家に住んでみて、他の木の家とは全く別物になることを、自分自身で体感しています。
暮らしてみて、これは本当にいいと感じるからこそ、もみの木一択になるわけでして、効果がないのであれば他の木も使うことになっていたでしょう。
木もたくさんの種類がある中で、もみの木しか使わない家づくりをしているのには、それだけの理由があるからです。