何十年先のことを考えてがいい
家を建てるのに、何十年も先のことを考えて建てないと、今の現状で建てると後悔することになります。
家を建てようと考えたときに、どうしても何十年も先のことを考えて建てる方は少ないです。今の家族構成や子どもがもう一人欲しいのでその家族構成での家づくりを考える方が多い。
家族構成はずっと今の現状のままではありません。
子どもが大きくなると、家を出て自分の家庭を築くことになります。早ければ進学で高校を卒業したら家を出て帰ってこないほうが多い。
そうなると、家で暮らすのは夫婦二人だけになります。
子育てする期間は、家を建ててから一生そこで暮らす期間を考えると、もの凄く少ない期間になります。そう考えると、大きな子ども部屋も不要になりますし、最後には物置としてぐらいにしか機能しない部屋になります。
家は建てて終わりではありません。
ずっとお金がかかることになります。
最初は新しいので、何もお金がかかることはありませんが、家はだんだんと傷んできます。
そうなるとメンテナンスが必要になります。
ずっときれいな新品の状態ではないですからね。
一番良く目立つのが外壁です。十年を超える頃から、外壁がだんだんと傷んでいるのが目立つとひっきりなしに外壁の工事をしませんか??と営業マンがやってきます。
次々にやってきますので、家のメンテナンスをすることになる。
そこにはたくさんのお金がかかることになります。
お金の必要な時に余計に出費がかさむことになります。
家を建てて十何年かするころは、子どもが大學に進学しているのと同じころが多い。お金が必要な時にまだ余分にお金が必要になるケースがものすごく多い。
そのへんのことも考えた人生設計をしっかりとして、家づくりをしないといけません。将来のことも考慮してしっかりと計画性を持った家づくりをするべきですね。
外壁のメンテナンスの事を考えると、10年でメンテナンスが必要な家と、30年間メンテナンスが不要な家とでは家にかかるお金がものすごく差が出ることになります。
30年間メンテナンスしなくていい家では、1回のメンテナンスでまた長く暮らせることが出来ますしが、10年でメンテナンスしないといけない家なら、30年の間に3回も家のメンテナンスをしなくてはいけないことになります。
メンテナンス代に3倍もの費用が掛かることになります。
他にも長い間暮らしていると、修繕をしないといけないところが出てきます。
長く快適に暮らせるには、メンテナンスが楽にできる家を建てることが一番だと考えます。
長期優良住宅にすると、メンテナンスも楽にできますし、性能保証もついてきます。
お金が高くつくということで、長期優良住宅はちょっと・・・と考える方が多いようですが、ずっと暮らす家だから安心して暮らせるほうをお勧めします。
家は今の現状で建てるのではなくて、長いスパンで考えることが後悔しない家づくりに繋がります。