家族構成は時とともに変化していきます
家族構成は時とともに変化していきます。
子どもが大きくなって、今まで家族と暮らしていたのが、進学や就職で一人暮らしをすることになります。
今まで家族と一緒に過ごしてきた家を出て、一人の生活が始まります。
将来、いい人と巡り合えて結婚することになります。一人暮らしから二人になって新しい家族ができます。
子どももできて、子育てでバタバタする日に追われながらも、子どももだんだんと成長していくことになります。幼稚園、小学校、中学校、高校と進学して大学や専門学校、就職などの進路に進みます。ここで家を出ることが多くなります。卒業して就職で家を出ることになりますし、最後まで家にいるのは結婚するまでで、結婚すると家を出ていくことになります。
家族構成の流れを見ていくと、最初は一人で段々と家族が増えますが、子どもが大きくなって自立していくとともに家族はだんだんと家を出ていくことになります。
最後は夫婦二人だけの生活になります。
家も家族構成が変割る場合が多いので、家を建てようとすると、一生暮らす家なので何十年もの先のことを考えての家を建てることをお勧めします。
家を考えだすのが、子どもが生まれてだんだんと今住んでいるところが狭くなってきたなど、家を建てる理由は様々でしょうが、その時に今と子どもが大きくなって、子ども部屋がいるとかあんなことがしたいとかの理想の生活を想像の世界で描くものです。
理想ばかりで建ててしまうと、いざ暮らしだしてからしまったってことになりかねませんし、家族構成も変化することはあまり考えずに家を建てることになるのでしょう。
建てる会社からすると大きな家を建てるほうが金額も多くなりますのでそっちの方がいいのでしょうが、最後は子どもも巣立って行って夫婦二人っきりの生活になります。
そうなると、大きな家はものすごく負担が大きくなってきます。
家が大きいと家のメンテナンスにかかる費用もおのずと高くなってしまいます。
家が広い分移動距離も長くなります。そうなると何もかもが苦痛に感じることになります。
掃除をするにしても、家が大きいと掃除をする範囲も広くなりますので、若いころには良いですが、段々と年を取るにつれておろそかになっていきますし、二階にも上がることが無くなることになります。
使わない部屋がたくさん存在することになります。
子ども部屋や空いた部屋は、子どもたちの不要なものを待ちこんでいっぱいになって物置と化してしまうことになります。
小学生に子どもがなるころに家を建てると、小学校の6年間中学高校の6年間と12年暮らしただけで家を出ることになります。
その間、自分の部屋を使うのは中学生から高校を卒業するまでの6年間です。
小学生の頃は、リビングやダイニングで勉強して部屋で勉強することはほとんどありません。
我が家も中学生になって、友達が遊びに来たとかぐらいから部屋を使うようになりましたので、家族構成は変化しますし、家族が同じ空間で過ごす時間がものすごく多くなっています。
それとともに家の考え方も変化していかないと、最後には誰も住まなくなって負の遺産にならない家を建てることも考えておいた方がいいでしょう。